こんばんは。
1日10分からのお手伝い♡
事務アシスタントの藤原美里です。
場所を移転してから初めて劇団四季に行きました。名駅から結構歩くんですね~
京都駅みたいに駅内にあったら便利なのになと思ってしまいました。
劇場は思ったよりこじんまりしていましたが、ランチの後で眠気に襲われた私も目を覚ますほど、音が良く歌も素敵でした。
さて「ノートルダムの鐘」ですが、わたしはディズニー版も見たことがない、まったくの所見での観劇でした。
ここから軽くネタバレもしていきますので、ご注意ください
15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む男カジモド、その彼を密かに世話する大聖堂聖職者フロロー、同警備隊長フィーバス、そして、その3人が愛するジプシー娘エスメラルダが綾なす愛の物語―。
その容貌から、幼い時から塔に閉じ込められ、外の世界と隔離されていたカジモド(できそこないという意味)。
カジモドが容貌をさらすことで町の人たちにあざけられ迫害を受けるシーンや、育ての親のフロローに助けられた後、彼に縋りつくシーンなどは涙なしでは見られなかったです
この辺りで、周囲からもすすり泣く声が聞こえてきてきました。
容姿についての痛み悲しみは、誰しも共感できることなんだろうなと思いました。
あと、フロロー神父については、あらすじを読んだ段階では典型的な悪者なのかな?と思っていました。
蓋をあけてみれば、やってることは恋愛経験の少ないオッサンが、いろいろ拗らせた結果の過激な暴走でした。
勝手に惚れられて、ふったら火あぶりにされたエスメラルダからしたら、マジかんべんって感じでしょうが(笑)
そこまで悪い人とは思えませんでした。
でもフロロー神父は、エスメラルダもカジモドのことも、自分の狭い視野でこうであると決めつけて、一人の意思をもった人間だということが頭から抜けているようでした。
そのせいで、なぜエスメラルダが拒絶するのかも理解できないし、カジモドに塔から突き落とされることになるんだよ!と思いながら見ていました。
それでも、ここまでカジモドを育ててきたフロローには彼なりの愛情があっただろうに、同じく恋に狂ったカジモドに殺されるなんて悲しいなと思いました。
似た者親やん!
劇団四季のノートルダムの鐘は、結果からみればアンハッピーエンドでしたが、3人の男の人生を狂わせながらも(向こうが勝手に狂っていくのですが)死ぬまで自分の信念を貫き通すエスメラルダはカッコよかったです
ディズニー版は、また違った終わり方をするらしいので、気になります