C作戦に関する有用な資料を、縦書きを横書きに、年月日、頁数と見出しはアラビア数字に変更し、他は原文のまま紹介します

 

C作戦後20年_日顕敗北


10-3  日顕書写の本尊は消え、日寛上人書写の御本尊が世界に流布

今や、創価学会の中から、日顕書写の本尊は消え、代わりに日寛上人書写の御本尊が世界百九十二ヵ国・地域に流布されている。これこそ、日顕の完全敗北の象徴である。

宗内の本尊もお取り替えが始まり、徐々に日如書写の本尊に変わっていく。当代の書写した本尊に変える。日顕が登座した時も、そう言って、日達法主書写の本尊を取り替えていった。同じように、日顕書写の本尊は取り替えられ、消え失せていくのだ。

10-4  最高裁でも敗北続きの日顕は必ず、除歴されるであろう

日蓮正宗の歴史で、最高裁で裁かれた法主がいただろうか? しかも一度ならず、七回である。

以下、その概要を述べる。

① 妙道寺(中島法信住職)明け渡し請求――宗門側の訴えを却下(平成14124日)

② 常説寺(山本辰道住職)明け渡し請求――宗門側の訴えを却下(平成14129日)

③ 大経寺(渡辺慈済住職)明け渡し請求――宗門側の訴えを却下(平成14222日)

この三つの裁判は、改革同盟の住職たちが「相承がない日顕には法主管長の資格がない、よって管長が有する住職の任免権もない」と主張し、それに対して日顕側は、相承の証拠を何一つ示せず、敗訴した。

④ 改革同盟住職への名誉毀損事件――改革同盟の池田託道住職(滋賀・世雄寺)を〃金で離脱した〃と中傷する日顕の発言が名誉棄損で断罪された。日顕に三十万円の賠償命令(平成15715日)

⑤ 「シアトル事件」をめぐるデマ事件――創価学会がアメリカ連邦政府のコンピューター・データベースに事件に関する虚偽の情報を埋め込んだなどと宗門が捏造報道をしたことに対し、学会が日蓮正宗と阿部日顕個人を訴えた。日顕本人と日顕宗に対して、連帯で四百万円の賠償命令(平成1599日)

⑥ 遺骨大量不法投棄事件――遺骨を米袋に詰めて不法投棄していた事件で大石寺に対し遺族4人に各五十万円(合計二百万円)と慰謝料支払いを命令(平成151219日)

⑦ 「芸者写真」裁判――日顕が東京・赤坂の超高級料亭で芸者たちと遊興にふける写真をめぐって宗門側が訴えた裁判。出廷を恐れた日顕は、己の醜聞をめぐる問題であるにもかかわらず、自分は原告からはずれ、「日蓮正宗」「大石寺」を原告に据えて訴えさせた。これに対し東京高裁は「訴える資格のないものが訴えた裁判」であると明確に判断し、日顕側の請求を棄却。これを最高裁も支持。(平成16224日)

宗門は早瀬日如の代になっても最高裁で敗訴している。

⑧ 宗門の機関紙「慧妙」が、長野県在住の学会員の名誉を毀損する事実無根の記事を掲載して訴えられた裁判。裁判所は、「慧妙」の悪質な虚報について、「根拠を確認したり、裏付けを取るなどの取材活動をしたものとは窺われない」(東京地裁)と指摘。最高裁は日顕宗側の上告を棄却。これにより日蓮正宗と「慧妙」発行に関与している妙観講の指導教師である小川只道(理境坊、大石寺理事)、同講の講頭・大草一男(大講頭)らが総額百九十万円の損害賠償金支払いを命じられた。(平成21227日)

完全に社会的信用を失った法主を後世の宗門僧侶たちはどう総括するであろうか。日顕の名が歴代から除籍されることは間違いない。

10-5  破門以降、宗門は衰退するばかり

宗門の敗北は誰の目にも明らかだ。日顕のせいで何度も裁判で断罪されて社会的信用を失っただけでなく、創価学会を破門して、宗門の信徒数は激減した。実質、十万人にも満たない。だから、平成21年の五十万登山では、一人が複数回の登山を余儀なくされた。十回以上、登山したと証言する者も少なくない。

また、信徒の激減で、宗内の三分の一が援助寺院になっている。地方の寺院では正月の勤行会や御講の参加者が十名に満たないところがある。

また、どこの末寺の法華講も、圧倒的に高齢者が多い。だから、折伏の進まない現状では、信徒は減るばかりである。

このままでは援助寺院は増える一方で、将来的には、末寺を統廃合するしかない。

もう一つ、宗門が抱えている問題は、「無任所教師」の増加である。日顕の自己満足のために設立した「法教院」を存続させるため、宗門では毎年、一定数の得度者を募っている。そのため、無任所教師は増え続け、今や二百五十名近い数になっている。このまま推移すると、まもなく宗内教師の三人に一人が無任所の時代が来る。この無任所教師の増加を食い止めるためには、「法教院」を閉鎖するしかない。宗内の誰もが、日顕の死後、「法教院」は閉鎖されるに違いないと思っている。


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