ココニコカフェのブログ

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それまでずっと手を繋いでヘンゼルとグレーテルは森を彷徨ってたと思う。どちらから手を離そうともできずに、森から出ようともせずに。だけど、ふとお互いが怪物みたいに感じられて、この手にすがりついてる自分で良いのかと、それで寂しさは満たされたのかと。森の出口でお互いを明るい空の下見てみたらやっぱりそこには良く知った信頼できる相手がいて、だからこそ、手を離して、夫々の所に今度は1人、1人で帰るのだ。今度こそ、夫々が夫々の孤独の中で、寂しさと戦って、もう一度また巡りあった時には半分ずつの2人じゃなくて、1人と1人で2人になる。世界が完全になる時の為に。これは物語でしか語られないことだ。貴いものでしかはかれないことだ。大丈夫、森を彷徨っていた時には守られていたから、森を出れたんだよ。大丈夫、感謝を勇気と愛情にして、歩いていけるはず。そんな星空の夜に。月明かりで眩しい草原を、1人で。
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