Tru Thoughts
からは通算9枚目となるNostalgia 77
こと
Benedic Lamdinの新作 2枚組み 『One Offs, Remixes and B Sides
』。
彼の鋭いセンスとオリジナリティ溢れる才能、そして尽きることのない洗練された
クリエイティビティを証明する作品だ。Giles PertersonやThe Guardian誌を初めとし、
既に多方面から絶賛されている彼だが、今作でもさらなる高評価を集めるだろう。
良質でバラエティに富んだトラックばかりを収録した内容豊かな2枚組CDには、
コラボレーターの豪華なラインナップが参加している。そのことからもプロデューサー、リミキサー、
コンポーザーとして広く活躍するLamdinのずば抜けた才能がうかがえる。
渋さと新しさを見事に融合したインストゥルメンタル・ナンバーに加え、
Corinne Bailey Rae、Bajka、そしてと新人シンガー、Lizzy Parksをヴォーカルにフ
ィーチャーしたナンバーからは、歌詞に力を入れているというLamdinの最近の傾向が見られる。
Nostalgia 77/ One Offs, Remixes & B-Sides Disc 1
Beth Rowleyの情熱的なヴォーカルをフィーチャーした魅惑的な
「Quiet Dawn (Example of Twelves Remix)」
Nostalgia 77がリミックスを手がけたTM Jukeの「Knee Deep」は、
オリジナルと同様、聴くものを誘惑するような雰囲気が漂わせ、
さらにストリングスのレイヤーを幾重にも重ねることで、独特のテンションを生み出している。
そこから繋がるNostalgia 77
の「Little Steps」(インスト・バージョン)は、
まるでNostalgia 77
という名の飛行機が雲の上へと連れていってくれているような気分にさせる。
Nostalgia 77
をフィーチャーしたDirty Diggersの「So Grown Up」はNostalgia 77
によ
る楽曲の構成と、Diggersのリリックが素晴らしく融合し、双方の魅力をさらに深めている。
Nostalgia 77
がリミックスしたKinny & Horneの「Forgetting to Remember」は
曲全体に加えられたパーカッションが、Kinnyの背筋をくすぐるようなヴォーカルがさらに優雅にしている。
オリジナルの魅力はそのままに、Nostalgia 77
のテイストを巧みに融合したキラー・チューンだ。
今作に収録されたBonoboのIn Between The Lines (Nostalgia 77
Remix)はこ
れまで未発表のトラック。Graham Foxによる刺激的なドラムのイントロから始まり、
そこにBajkaのブルージーなヴォーカルとサックスのサウンドが加わる。
クールなビートと美しいメロディが見事なコントラストになっている。
そして後半に展開されるヴォーカルのハーモニーが曲をよりディープに仕上げている。
The New Mastersoundsの「Your Love Is Mine ft. Corinne Bailey Rae
(Nostalgia 77
Remix)」は、Bailey-Raeの美しいヴォーカルをフィーチャーし、
ブラス・サウンドを織り交ぜたクラシックなジャズとニュー・ジャズの魅力を見事にミックスた楽曲。
Nostalgia 77/ One Offs, Remixes & B-Sides Disc 2
Disc 2には、「The Hope Suite」と未発表の「Nativeland」のライヴ・トラックを含む
Nostalgia 77
Octetのタイトルを中心としたコレクションになっている。
Capstone(Wah Wah 45s)とLizzy ParksをフィーチャーしたNostalgia 77 の
「The Moon」は、Capstoneの幻想的なヴォーカルで始まり、新しく契約を結んだ
Lizzy Parksのジャジーなヴォーカルとの素晴らしいハーモニーへと繋がる。
ベースのサウンドは決して目立ち過ぎずもしっかりとした存在感があり、
その渋い雰囲気はジャズの名作達に敬意を表しているかのようだ。
Nostalgia 77
Octetの「The Grass Harp」もこれまで未発表のナンバー。
同じくOctetの「The Impossible Equation」はこれまでヴァイナルでしかリリースされておらず、
今回が初めてのCDリリースとなる。またDisc 2にはNostalgia 77
の「Eastwind」と
「Stop To Make A Change」のインスト・バージョンも収録されている。
UKファンク/クロスオーヴァー・シーンを牽引する名レーベル!

