聖書の記述を見ていると
現代に至るまで模範的な人物と呼ばれる人々にも
十人十色 それぞれに弱い部分があったことがわかります。
ノアは大洪水のあと、ブドウ園を作る農夫になり、
幾らか酒に溺れてしまった時期があったようです。
創世記9:20-22
生き残ったからといってストレスが全く無かった訳では無いようですね。 ※箴言31:6.7参照
おとがめ無し
アブラハムの妻サラは、
自分が高齢で子どもを産むという奇跡を信じられず、
神から遣わされた天使の約束を心の中で笑います。
創世記18:9-15
心の中で笑ったことを天使に見透かされると…
否定しつつ「わたしは笑ったりしません」
と言います。
厳密にいうと嘘ですが、
ただ 自分の本心がバレるのが怖かっただけのようです。
おとがめ無し
ヤコブの妻ラケルは 何を思ったのか
父の偶像を盗み出し…
創世記31:19
おとがめ無し
モーセの兄アロンはエホバの数々の奇跡を
目の前で見ていたにもかかわらず
周りの圧力に負けて
金の子牛の偶像を作る許可を出してしまいます。
出エジプト記 32:1-7
一応 おとがめ無し
最も力ある人 サムソンは
女性の泣き落としと
言葉でしきりに言い迫られて
力の秘密を 話してしまい…
結果 命を落とすことにつながります。
裁き人 14:14-17 16:16 16:28-30
ダビデは沢山妻がいたにもかかわらず
人妻を覗き見していました。
その後、実際に寝取って神から罰を受けます。
サムエル第二11:2-4 、 27
アサ王は良い王でしたが、
当時の偶像崇拝の中心地[高き所]を
壊すことまではしませんでした。
列王第一15:9-14
一応 おとがめ無し
見逃してもらえるような弱さもあれば…
放っておくと後に 命に関わるような弱さや
重大な罪につながる 弱さもあります。
本当は神を信頼し愛しているのに…
正しくない事をしてしまう
というのが 人間の弱さです。
神の目から見て
悪いことを理解しているにも関わらず…
故意に悪い事を選択している、あるいは選択していく
悪人とは 意味が違います。
厳密に 何が弱さで 何が悪なのかは…
神に対する その人の心
が関係しています。
それを知る助けとして聖書の記述があります