ライトの持つ役割は、自転車において軽視されがちです。
特に、小中学生は自転車のライトをあまりつけたがらない傾向が見られます。
理由としては、ライトをつけるとペダルが重くなるからです。
また、ライトをつけなくても自分は大丈夫、運転する上で支障はないと勘違いしている子供も結構います。

まず、自転車のライトの役割を誤解しないよう注意してください。
自転車のライトは、進行方向を照らす為の道具ではありません。
自分の位置を車や通行人に伝える為の物です。
暗い道を照らすという役割は、その延長線上に過ぎません。
第一の目的は、自分の存在を周囲に確認してもらう為の物なのです。
ですから、自分が大丈夫だからライトをつける必要はないという認識は完全に誤りです。
自分の位置を教える事で、周囲に事故を起こさせない事が、何よりも大事なのです。

このライト、近年は多機能なものも増えてきており、明るさを調節できるライトや、点滅するライトが出てきました。
点滅するライトなど、まさに周囲へのアピールに他なりませんね。
こうした多機能性を持ったライトが生まれるのは、ライトの役割が周囲への注意喚起にある事を如実に示しています。

最近は、ライトだけでなく、安全灯の装着を義務付ける学校もあるなど、ライトの正しい役割に関してしっかりした教育を行っている傾向が見られ、交通マナーの改善が社会全体の取組みとして行われています。
自転車に乗る人は、こうしたマナーを決して忘れないようにしましょう。
自転車とその機能を語る上で、決して外す事ができないパーツといえば、やはりタイヤでしょう。
自転車がどれくらいの性能を有しているのか、あるいはどんな路や環境に適しているのかという事は、このタイヤによってだいぶ決まってきます。
どの種類のタイヤを装備しているかで、自転車は同じタイプのものでも全くその顔を変えると言っても決して過言ではないくらいです。

その為、自転車の多機能性を堪能するならば、タイヤを買い替える、あるいはオプションとして複数のタイヤを持っておくという選択肢もあります。
タイヤ自体、実は結構高価で、かなり値が張る物もありますが、自転車自体を買い替えるよりは安上がりなので、たとえば舗装路用とキャンプ用を併用したい場合は、自転車を二台用意するより、タイヤを二種類用意しておいた方が良いでしょう。
ノーマルなWOタイヤと丸タイヤを持っているだけでも、かなり広範囲の道で乗る事ができ、それだけでも多機能の自転車と言えるかもしれません。

また、タイヤに関しては、自転車において最も傷つきやすく、劣化しやすいパーツでもあるので注意が必要です。
普通に乗るだけでも、結構なダメージを受けるのです。
地面との摩擦で常にタイヤはすり減りますし、急ブレーキをかけたり、高速で曲がったりする事でもかなり傷みます。
また、地面に落ちているガラス破片や鉄くず、石ころなどでも、タイヤは大きなダメージを受けてしまいます。
タイヤが破れると、そこからチューブがむき出しになってしまい、簡単にパンクしてしまいます。
パンクの頻度が多い場合は、タイヤのチェックを行いましょう。
ギア比というのは、自転車の持つ機能の中でも、一番はっきりと違いがわかりやすい機能と言えます。
最近の自転車は、ギア一つをとっても、多機能だと思わせるくらいの細分化がなされていますね。
では、そもそもギア比というのは、どういう意味のものなのでしょう。

ギア比とは、ペダル1回転につき、どれだけ後輪が回転するかという比率のことです。
ペダルを一回転させた際、その後輪の回転が大きいほど、一こぎで進む距離が長くなりますが、同時に大きな力が要求されます。
よって、ギア比を上げると、ペダルが重くなる代わりに、自転車に力を伝えやすくなり、スピードを上げやすくなります。
逆にギア比を下げると、上りの坂道でこぎやすくなります。

このギア比を設定するのが、変速機です。
変速機によってギア比は調整され、それによってペダルをこぐ際の重さと、自転車に伝わる動力が変わってきます。
よって、この変速機が細分化されていると、より環境に応じたサイクリングが可能となるのです。

多機能の自転車というのは、基本的に多くの状況に対応できる自転車ですよね。
その為、ギアは非常に大きな意味を持ちます。
ギア比が多い自転車は、平地、坂道、山道、あるいは雪道などにも対応できるので、多機能の自転車と言えるでしょう。
そういう意味では、自転車の機能のかなりの割合を占めるパーツと言えますね。
自転車の多機能性は、このギアにかかっていると言っても過言ではないかもしれません。