スポーツの秋、読書の秋。
そして食欲の秋!
食べるものが美味しく感じついつい過食ぎみに
気づいたら体重が増えていた...
なんて事が毎年繰り返していませんか?
筋肉が増えて体重増加なら良いのですが、食べて増えるのは脂肪ですね。
脂肪には2種類あります。「白色脂肪組織」と「褐色脂肪組織」。
白色脂肪組織は簡単に言うと脂肪を貯める働きをします。殆どの脂肪がこれにあたる。
視床下部の満腹中枢に作用して食欲を抑えるレプチンを分泌する。
食欲を抑えるならこんなに脂肪が増えるわけがないじゃないか!そう思いますよね。
通常は食欲を抑える働きがあるのですが肥満が進むとレプチンの分泌が少なくなります。さらに働きも悪くなる。
そしてもう1つの褐色脂肪組織。最近では「痩せる細胞」と呼ばれているんです。
褐色脂肪組織は脂肪を分解、熱を産生する事で体温を保持する。
ヒトは筋肉を動かすことで1番熱を作ります。しかしあまり動けず筋肉も少ない新生児が熱を作るのに褐色脂肪組織があるんです。
なので筋肉が発達している成人になると無くなってしまうと考えられてきましたが最近の研究で成人にも有り、さらに増やせる事もわかってきました。
では褐色脂肪組織はどうしたら増やせるのか?
京都大学の研究グループの発表で魚に含まれる油(EPA DHA)の摂取が褐色脂肪組織の増加を促進し、体脂肪の減少や体温上昇をもたらす事を動物実験で証明しました。
DHA EPAを多く含む魚は100g中だと
鮪の脂身 2877mg
鰤 1784mg
鯖 1781mg
秋刀魚 1398mg
鰤(ぶり)は冬が旬ですが他は秋が旬の魚。
いくら褐色脂肪組織を増やすと言っても食べ過ぎは禁物。
魚をたべ太りにくい体を作りましょう。