GWのお土産に夕張メロンのキャラメルを頂きました。

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果物の王様とも言われるメロンですが、ウリ科キュウリ属の野菜なんです。

育て方で温室メロンと露地メロン、ハウスメロンがあり栄養価が変わってきます。

温室メロンはタンパク質が多くビタミンB1が豊富、自然下で作られる露地メロンはビタミンA、Cが多くなる。

またメロンはカリウムが100g中320mg含まれ余分なナトリウムを排泄して高血圧を予防する効果が期待できる。

果肉のペクチン(食物繊維)は腸内を活性化し便秘の改善、美肌づくりに働く。



果肉はメロンの種類で白肉や青肉があるが夕張メロンは赤肉が特徴。

赤いのはβカロチンが沢山含まれているからで、活性酸素の発生を抑え動脈硬化を予防してくれる。

種付近のワタにはビタミンAが多いのでそのまま捨てないように。


夕張は石炭で栄えた町ですが土は火山灰質、町は山間部で大きな畑は作れず限られた作物しか作れなかった。

水はけは良くメロンには適していたので大正時代から栽培に取り組んでいたが糖度が出ず開発は中止されたそうです。


再びメロンの研究が始まったのは昭和34年になってから。

大正時代に開発されたメロンの1つに「スパイシーカンタロープ」があります。

砂糖をかけないと食べられないので甘味の強い「アールスフェボリット」を掛け合わし「夕張キングメロン」が誕生。

*みんなが知っている「夕張メロン」は商標名で品種名は「夕張キングメロン」


北海道なので気温は氷点下にもなり発芽させるにも一苦労、苗が枯れてしまう事も。

また十分な糖度を出すため1日に何度もハウスの光量、温度調整をするため当時は畑に寝泊まりする日もあったそうです。


競りにかけても赤肉のメロンなど今まで出回ってなく高値がつかなかった夕張メロン。

いまでは2玉で100万円するものもある果物の王様になりました。

歴史を調べてみるとキャラメルでもありがたく感じますよね。

本物を選ぶ場合は甘い香りがするもの。マスクメロンのマスクとは麝香(じゃこう)=ムスクが由来。

ネットのあるメロンなら網目が綺麗で細かいものは甘味が強い。

お尻が押すと柔らかく軽く弾力があれば食べ頃です。

旬は5~7月、体を冷やしてくれるので暑い日にどうぞ!