さ日中と夜の温度差があり風邪をひく患者さんが増えてきました。

一言で風邪と言っても種類や症状は様々。80〜90%はウイルスによる感染ですが、そのウイルスも200種類以上あると言われています。

冬に多い風邪ウイルスは低い気温を好み、15℃以下になると繁殖しやすくなってくる。

風邪をひく1番の原因は「免疫力の低下」

人間は酸素が必要なので呼吸をします。そのため鼻や喉は外気と触れる。

外気にウイルスがあっても免疫力が高ければ鼻や喉でウイルスが繁殖し風邪をひくことはありません。

免疫力の低下、あとは乾燥も鼻や喉の抵抗力が弱まり風邪をひく原因になる。


・ウイルスによって繁殖しやすい場所が変わる。

よく鼻風邪、喉風邪などと言いますがこれはウイルスの違い。

鼻風邪 
ライノウイルス。風邪ウイルスの80%がこれになる。
2〜3日で治ってしまう。

喉風邪
アデノウイルス。喉症状だけでなく高熱や結膜炎も出る。
5〜7日治るのにかかる。

そして今年、乳児に流行っている冬の風邪にRSウイルスがある。

RSウイルス (レスピラトリー シンシチアル ウイルス)
これは感染力が強く2歳までにほぼ100%の乳児に感染する

繰り返し感染することで免疫ができ重症化しないのですが、乳児はあまり免疫がないので重症化しやすい。

特に生後3カ月以内の場合、重症化すると気管支炎や肺炎を伴う。鼻や喉の症状より咳が出る。


・病気は普通「罹る(かかる)」と言うのに風邪は「ひく」と言うのか?

東洋医学では体が悪くなる原因が大きくわけて2つあります。

体の中に原因が発生する七情、環境が原因で悪くなる六淫。

この六淫とは風 暑 湿 燥 寒 火の邪気の事で、風の邪気を風邪(ふうじゃ)と言う。

この邪気を体に引き込むと病気になると言う事で今でも風邪は「ひく」なんです。


風邪はウイルス感染、ウイルスをやっつける薬がないのでかぜ薬はあくまで症状に対してのみ!
手洗い うがいで予防しましょう。