手には多くの菌がいます。
清潔な環境で働いている医療従事者でさえ1㎠に最大約450万個の細菌が付着しているんです。
手にいる菌は「常在菌」と「通過菌」に分けられます。
常在菌とは人間にとって必要な菌で常にヒトに住み着き侵入してくる菌の増殖を防いでくれています。
通過菌は日常、様々な環境や物を触って一過性に付着する菌の事。
この通過菌には大腸菌 黄色ブドウ球菌 緑膿菌 カンジタ菌など人体に有害な細菌が多くいる。
手に付いた菌の殆どは手洗いで正常レベルに戻ります。
石鹸と流水で15秒洗った場合細菌は1/4〜1/12に減少。
30秒洗えば1/63〜1/630にまで減少します。
アルコール消毒では1/3000にまで減少しますがアルコールでは死なない菌もいるので手洗いでは流水で1分間行いましょう。
挨拶で行う握手。その握手で約80%の人に病原性のある細菌が残ってしまうそうです。
そこでアメリカなどで握手の代わりに一般的になってきたのが「グータッチ」
日本では原監督が真っ先に思い出されますね。
グータッチは握手より細菌の移動が1/10程度で接触部分が狭い。
また口に入れる物に触れにくいという事もあり将来、グータッチが日本で一般的になるかもしれません。
衛生的には良いかもしれませんがグータッチは接触時間が短いのでスキンシップの面では良くない。
菌を気にするより人間関係を大切にしたいですね。