患者さんから珍しいパイナップルを頂きました!
向かって右がスナックパイン、左がピーチパインです。
沖縄で収穫されておりスナックパイン(ボゴールパイン)は切ったあと鱗状の皮をちぎるようにして食べます。
ピーチパインは更に生産量が少ない品種。ミルクパインとも呼ばれ果肉が白いのが特徴。酸味も少ないんです。
パイナップルの酸味は主にクエン酸で胃液の分泌を促進する効果があります。
更にパイナップルに含まれる酵素はタンパク質を分解してくれ消化活動を助けてくれるんです。
この酵素はブロメリン(ブロメライン)と言います。タンパク質を分解してくれるんですが熱に弱く60℃以上で加熱すると効果が無くなります。
好き嫌いがわかれる酢豚のパイナップル。一緒に炒めると効果消失。
肉の下処理に使うか、食後に生のパイナップルを食べると胃もたれなどの消化不良を起こさない。
生のパイナップルですが食べると舌がピリピリしませんか?
これもブロメリンの仕業で舌や口腔内の粘膜が刺激され起こっているんですね。
熱処理でこの酵素の働きは失われるので酢豚のパイナップルや製造過程で熱処理したパイナップルの缶詰では起きないんです。
ゼリーが固まらないのもブロメリンの仕業!
また関節炎の症状を緩和する効果があるとも言われています。
しっかり食べ、消化し夏バテを予防しましょう。