これを見たことがありますか?
これはパルスオキシメーターと言って酸素飽和度を調べる機械です。
入院したことがある人は見たことがあると思います。
最近、往診が増えバイタルサインをチェックするため購入しました。
バイタルサインとはバイタルが「生きている」、サインが「徴候」という意味。
ヒトが生きているという状態を示すもので、乱れていると命の危機であったり病気の可能性がある。
呼吸 体温 脈拍 血圧の4つに意識が加わる事もある。
パルスオキシメーターで計れる酸素飽和度とは血液中に溶け込んでいる酸素量を知ることで主に呼吸器官の異常がわかる。
通常は95%以上で健康だと99%近くなる。
95%以下は酸欠状態で続くと意識消失に繋がる。
どんな原理で計るかというと、機械から2種類の光が出ます。
赤色光(目に見える赤い光)と赤外光(目に見えない光、赤外線の事)の2つ。
血が赤く見えるのは赤血球中のヘモグロビンのせいで、ヘモグロビンは酸素を運ぶ役割をする。
新鮮な酸素とくっついているヘモグロビンは赤く、あまりくっついていないヘモグロビンは黒っぽい色になり光をよく吸収する。
動脈血の血液に赤色光を当てると酸素と結びついていればいるほど多く通りぬける。
赤外光は酸素と結びついていてもいなくても、どちらも通り抜ける。
この2つの比率で酸素飽和度を算出する。
難しい話になりましたが好調、不調は感覚だけでなくバイタルサインを調べる事が大切。
パルスオキシメーターは安いもので8000円前後、喘息などの呼吸器疾患がある人は毎日チェックしましょう。