この前、点滴を受けました。
この点滴をする鍼は末梢静脈留置 針(末梢静脈留置カテーテル)といいます。

通常の針と違い長い時間、体内に入れとくのでプラスチック製。

プラスチック製カテーテルの中に金属針が入っており、静脈内に挿入できたらカテーテルを残し金属針を抜きます。


注射にも種類があり大きく分けて2種類ある。
・血管外注射
 皮下注射 皮内注射 筋肉注射 その他臓器に打つ注射がこれにあたる

・血管内注射
 動脈内注射 静脈内注射 心腔内注射に分けられる


針の太さは「G」であらわされ(ゲージの略)、数字が大きくなるほど細くなる。

14G(2.1㎜)~33G(0.26㎜)まである。ちなみに爪楊枝が2㎜程なので14Gがかなり太いとわかる。


医療機関で主に使われているのは16G(1.6㎜)~27G(0.4㎜)になる。

歯医者で麻酔されるときに使用されるのは27~30G

インシュリンの自己注射の太さは30~33G。近年では最小のインシュリン注射で34G0.18㎜)があるそうです。


打つ場所に違いがあるのは薬の吸収速度などの違いを出すため。


1番遅く吸収されるのは皮下注射。インシュリン注射や予防接種などは皮下注射です。


皮下注射より浅く打つ皮内注射は表皮と真皮の間に薬液を注入します。

薬を吸収させることが目的よりツベルクリン反応やアレルギー反応に実施される。


皮下注射より2倍程速く吸収される筋肉注射。毛細血管が豊富で吸収が早い。刺激が強い薬だったり、いくつかのワクチン注射は筋肉注射。

筋肉注射より5倍吸収がはやいのが静脈内注射になる。


鍼治療で使われる鍼は中国鍼か日本の鍼で変わってくる。

中国鍼はツボに響きを出したり、打つ時に日本みたく管を使わず鍼のみで刺入させるので日本の鍼より太い事多い。

中国鍼は号で表す
35号(0.22㎜)~26号(0.45㎜)まであるが、よく用いられるのは32号(0.28㎜)~28号(0.38㎜)。

26号なんかはシャンプーペンの芯程もあることになりますね。


日本の鍼は番で表します。
1番が0.16㎜で太いものは8番(0.3㎜)、1番より下は01や02と「0」が付き現在は03番(0.1㎜)まである。

03番まで細いものは最近よく聞く顔鍼などの美容鍼として用いられる事が大きい。

顔は出血しやすかったり神経を傷つける場合があるので細いものを使う。


針も用途、業種がちがうと呼び方や規格が全然違うものだと改めて思いました。