今日は全国的な鏡開きの日ですね(地方によって変わりますが)。


正月は歳神さまが家にいる期間(松の内)。その間は歳神さまにお供えしているお餅には手をつけられません。

松の内が終わり正月の区切りとして、また神様にお供えしたお餅を頂き無病息災を願ってお餅を頂くこれが鏡開きです。


元々鏡開きは武家から始まった行事なんです。

お餅を刃物で切ったりせず木槌などで割るのは「切る」「割る」が「切腹」を連想させるとして避けられました。

なので「開く」という言葉を用いたんです。


それにしても最近のお餅って腐らないですよね。

子供の頃はカビの生えたところを切って食べていましたが...

餅の材料に防腐剤など腐らないものが混ざっているのか心配になりませんか?


調べてみたところお餅にはもち米100%ともち米粉100%の違いがあったものの保存剤は使われてはいませんでした。

カビが生えない原因は包装にあったんです。

水分を含む食品はカビや微生物の増殖により腐敗する。この微生物がいなければ長期的な保存ができるわけです。

それを可能にしているのが「無菌包装」といわれるもの。

無菌状態の食品を無菌化した包装材料を使用し、無菌環境で包装するのが無菌包装と言われるもの。

加熱処理などで無菌にするものもありますが、加熱した場合には香りや味、色が変わってしまうのが欠点。

無菌包装は作った状態ままで開封しない限りまず腐らない。


餅はカビを削っても根が残っていたり、カビ自体が熱に強いので気をつけて下さい。

最近の技術は凄いと改めて思いました!