あけましておめでとうごさいます。
お正月はいかがお過ごしでしたか?
僕はいつもより体を動かす機会が無く、正月料理を食べるので体重が増えてしまいます。
お正月に近所を散歩していたら救急車が停まっていました。
この時期多いのは浴室や飲酒に関する事故ですね。
年間で救急車の出動件数が多い月は12月ですが年始も多いんです。
東京消防庁内で起こる急性アルコール中毒の搬送は平成26年では14.303人(増加傾向)にもなります。
そんなお酒で起こる体の影響はどんなものがあるのでしょうか?
アルコールによる障害は先程の急性アルコール中毒などの急に起こるものだけでなく、長期的にアルコールを摂取して起こる病気もあります。
どちらかというと長期的な飲酒は本人が気付かない分怖いかもしれません。
アルコールによる障害は直接アルコールによるものと、飲酒により食事が不十分になってビタミン不足などで起こるものがあります。
障害を受ける部位としては肝臓 膵臓 胃腸 心臓 脳 神経 筋肉など全身に及ぶ。
肝臓
脂肪肝 アルコール性肝炎 肝硬変 肝癌
長期的にアルコールを摂取しているとアルコールを代謝するのに一生懸命で他の仕事がおろそかになります。
その結果、脂肪の代謝ができなくなり脂肪肝になってしまうんです。
1日に日本酒6合分のアルコール摂取を10年以上続けると80%の人に肝障害が起きる。
日本酒1合(180ml)はビール大瓶1本分なので6合分とるのは実際難しいですが、飲酒習慣のある4割近くの人は深酒をし1日2.6本の缶ビール(年間で17ℓ)を飲んでいる。
脳
アルコールによって脳が萎縮し痴呆などの精神症状が起こる他、ビタミンB1不足によっても脳の病気が起こる(ウェルニッケ脳症)。
小脳まで萎縮すると歩行が困難になったり舌が回らなく喋れなくなってくる
心臓
アルコール性心筋症 心不全
膵臓
急性、慢性膵炎 糖尿病
生殖器
勃起不全 生理不順 不妊
咽頭 喉頭 食道 胃などの癌
筋力低下や神経障害
アルコールによって起こるビタミン不足は主にビタミンB1 B6 B12が多い
また大量飲酒で嘔吐をしていると胃と食道の境目が裂け出血を起こすマロリー・ワイス症候群を起こす事もある。
お正月早々体を壊さず計画的にアルコールも楽しみましょう。
「一年の計は元旦にあり!」
今年もよろしくお願いします。