クリスマスも来週にせまってきました。
日本では1970年にケンタッキーフライドチキン1号店ができチキンを食べる風習が広がりましたが海外では七面鳥を食す事が多いのはご存知だと思います。
七面鳥を食べる理由は宗教的な関係があるのかと思い調べたところ全く関係がなく縁起物や「感謝の気持ち」として食べているそうです。
「感謝の気持ち」?
17世紀にイギリスからアメリカに移住民が向かいました。
アメリカに着いたものの最初の年は食べ物がなかったりして半数が冬を越せませんでした。
そんな時、ネイティヴアメリカンから与えられたのが七面鳥で、おかげで飢えずに済んだそうです。
なのでアメリカがあるのは七面鳥で生きながらえたとし「縁起物」としてクリスマスだけでなく結婚式などでも食されている。
七面鳥を食べる風習はアメリカ発だったんですね!
欧米では元々七面鳥ではなくガチョウを食べていたそうです。
牛や豚、鶏などは肉だけでなくミルクや卵も日常的に食べているのでクリスマスの特別な日には普段食べないガチョウが選ばれていた。
ただ小さくみんなで食すのに向いてなかったので七面鳥が広まったそうです。
日本で七面鳥が広がらなかったのは昔は七面鳥が入手困難だったり、家庭に大きなオーブンがなかったりしたから。
現在では大きさにもよりますが七面鳥の丸ごと調理したもの(4~5人用)で6千円前後で購入できます。
実は七面鳥は鶏よりも低カロリーで栄養豊富なんです。
脂肪が含まれるのはほぼ皮のみなので皮を取ってしまえば余分な脂肪をカットできる。
100gで106kcal
ミネラル分も豊富で鉄 亜鉛 銅 セレンが多い。他にはビタミンB6 ナイアシン パテント酸が含まれる。
ヨーロッパでは羊や豚の丸焼きも食べるし、ローストビーフやアヒルを食べる家庭もある。
クリスマスは鶏や七面鳥にこだわらず大切なのは「感謝する事」。普段食べない食材で楽しみながらお祝いするのが良いのではないでしょうか?