骨折や病気で安静にしているとそれがキッカケで寝たきりになる事があります。

これを廃用性症候群と言います。

安静状態なので痛みと違い知らないうちに進行して気づくと
・歩けない
・起きられない
という状態になってしまう。


絶対安静といわれる状態では体を動かしたり支えてくれる骨格筋が
1日で3%
1週間で10~15%
3~5週間で50%
も低下するんです。


怖いのは骨格筋だけでなく関節、骨と進み肺や心臓、脳など全身に及びます。

廃用性症候群の症状は
廃用性筋萎縮
関節拘縮
廃用性骨萎縮(骨がもろくなる)
起立性低血圧
尿路感染症
静脈血栓
誤嚥性肺炎
うつ状態
褥瘡(床ずれ)
など


「廃」は「すたれる」と読みます。
不用のものや使われなくなるという意味ですね。

廃用とは体の機能を使わない事ですが「廃」という漢字が廃棄物や廃人など連想され不快に思う方がおり最近では
「生活不活発病」
という呼び方になってきています。


家であまり動かなくても同じような症状になってきます。
不活発から活発にかえ予防しましょう。