皆さんはBMIはご存知ですか?

健康診断の項目にもありお医者さんから「痩せないといけませんね」など言われた人もいるんじゃないでしょうか?


BMIはBody Mass Indexの頭文字で体重と身長の関係から人の肥満度を示す体格体格指数です。

1835年にベルギーの数学者 統計学者でもあり社会学者のアドルフ ケトレーが提案しました。

算出方法は
体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
になります。

例えば体重70kgで身長が170cmだと
70÷1.7÷1.7
という計算になるので約24.2となります。

WHOと日本では分類が変わりますが日本では
18.5未満は底体重
25以上を肥満としています。

さらに
25~30未満 肥満(1度)
30~35未満 肥満(2度)
35~40未満 肥満(3度)
40以上 肥満(4度)
としてクラス分けしている。


肥満は糖尿病 高血圧 脳血管障害 虚血性心疾患などの危険因子になるためこのような簡易的な算出方法で求められるBMIが使われています。

更に最近では肥満はガンのリスクを高める事も分かってきて特に閉経後の乳がん 大腸がん 肝がん 子宮体がんとの関係がしられています。


標準体重はBMIが22の時に一定期間内の死亡率や罹患率が低くなり最も健康的に生活できるとし統計的に認められた体重になります。

なので先ほどの身長170cmの人の標準体重は
1.7×1.7×22
となり63.58kgが標準体重となります。

現在体重70kgなので約6kg痩せなさいとお医者さんから言われる事になります。


2011年の統計では22よりも23~24.9が最も死亡リスクが低いとなりました。

その値の死亡リスクを1とした時BMIが30だと男女とも死亡リスクが、約1.3倍にもなります。

もちろん痩せ過ぎても死亡リスクは高まります。


本来、体重は体組成計などで精密に算出しないといけません。

あくまで簡易的な方法なのでアスリートのような筋肉質の人も肥満と判定されたり、隠れ肥満を見逃してしまう事もある。

年齢差もあり若い人程、体内の水分含有量が多くBMIが小さくなる。

男女差も女性の方が水分含有量が多く値は小さくなります。


BMIを目安に自分に合った体づくりをしましょう。