今日9月1日は「防災の日」です。
1960年に国土庁が制定し、災害についてあらためて認識を深めこれに対処する心構えを準備する日です。
大きな災害があっても時の流れでその心構えも薄れていってしまう人もいますが、いつ起こるかわからないのが災害!
心構えだけでなく実際に災害の準備などもしっかりしておかないといけないと改めて思いました。
9月1日がなぜ防災の日なのか?
それは1923年(大正12年)の関東大震災が起きた日だからです。
神奈川県相模湾沖80Kmを震源として発生。
マグニチュード7.9で190万人が被災し約10万5千人が死亡しています。
地震だけでなく9月は台風も多く1960年に制定された防災の日の前年9月26日に台風が上陸し死者4697名をだしました(伊勢湾台風)。
この台風は低最低気圧895hPa、最大風速75m/sの猛烈で超大型の台風でした。
台風のニュースのときに出る「猛烈」や「大型」などは気象庁が風速をもとに「大きさ」「強さ」を表現した言葉なんです。
「強さ」は最大風速で決まります。
・強い 33m/s以上~44m/s未満
・非常に強い 44m/s以上~54m/s未満
・猛烈 54m/s以上
「大きさ」
風速15m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲を強風域と言います(25m/s以上だと暴風域)。
「大きさ」はこの強風域の半径で決まる。
・大型 500㎞以上~800㎞未満
・超大型 800Km以上
ニュースで台風の表現を聞いているとこれだけで台風の規模がおおよそわかる。
台風で起こっている気圧の状態はhPa(ヘクトパスカル)で現しています。
この数字が低いほど台風の勢いが強くなると言われている。
hPaは真中のPだけ大文字になります。
なぜかという人名から用いられているためです。
「パスカルの原理」を発表したフランスの哲学者ブレーズ・パスカルに由来。
1971年から圧力の単位として使われるようになりました。
日本では1992年から国際標準にのっとり使用されています。それ以前はmbar(ミリバール)が使われていたがhPaと同じ意味。
こうして調べてみると防災の日のきっかけになった災害の大きさがどれほどなのかわかります。
最近では火山などの災害も頭に入れておかないといけません。
震災の備蓄や準備をするのは大変ですが心構えだけはいつも持ちましょう。