おはようございます。
今日は姿勢によって腰への負担がどれだけ違うかまとめてみました。
厚生労働省の調査(平成22年)によると男性の自覚症状の1位が腰痛、女性も2位になります。
患者さんの問診をしているとキッカケなく腰痛を訴えてくる方が多いんですが、よくよく話を聞いてみると日常生活で腰に負担を知らず知らずかけているんです。
ではどんな姿勢が腰に負担がかかるのか?
立っている姿勢で腰の椎間板にかかる負担を1とした場合。
・正しい姿勢で椅子に座る 1.4倍
・立ちながら20度おじぎをすると1.5倍
・座って前屈み 1.85倍
・立ちながら荷物を持ち前屈み 2.2倍
・座りながら荷物をもち前屈み
2.75倍
・体を真っ直ぐ横向きで寝た場合 0.75倍
・体を真っ直ぐ仰向けで寝た場合 0.25倍
正しい姿勢で座っていても腰へ普段がかかってますね。
デスクワークで長時間座っているだけでも腰を痛めるんです。普段運動しなく体を支える筋肉がないと、アッと言う間に腰を悪くします。
腰を守るために腹筋をされる方もいますね。
腹筋もひざを立てて両足裏を床につけた状態の腹筋をすると2.1倍の負担が腰にかかります。
腹筋をする場合は寝た姿勢から足を台に乗せましょう。椅子に座っている姿勢を90度倒した様な形になると思います。
この姿勢で腹筋をすると腰への負担は0.35倍になります。
背骨の両わきには脊柱起立筋があり背骨を支えています。
椅子に座った状態から上半身を30度前に倒すと、普通に座っているときの4倍。
60度倒すと8倍も負荷がかかります。あぐらも同じく8倍の負荷がかかりますが、あぐらは更に骨盤が後ろに倒れ腰骨が丸くなってしまいます。
座って立つ時や歩く時に痛みが出る方は姿勢を見直したほうが良いです。
長時間同じ姿勢にならず体感を支える筋肉をつけましょう。