おはようございます。
患者さんや、その家族が風邪を引かれる方が増えて来ました。
今日はその風邪を防いでくれている鼻について。
鼻は呼吸をしたりニオイを嗅いだり、発音に関係してくれている場所です。
構造は入ってすぐは鼻毛(びもう)
が生え大きなゴミを通さないようにしています。
更に奥へ行くと空洞になっており鼻腔と呼ばれます。
ここは粘膜で覆われベトベトしており小さなゴミや細菌を吸着してくれます。吸った空気の70%のゴミはここで止まります。
鼻腔では1日に1ℓもの水分が出て空気に湿り気を与えます。湿度は70~80%。
また鼻腔には毛細血管が走り空気を37℃まで温めてくれています。
鼻腔は細かい毛が生えていてゴミを出すため外に向かって動いているのですが、その動きが凄い!
なんと一分間に250回も振動しているんです。
速さは5~7㎜/分。
風邪を引いたり慢性副鼻腔炎だと2~3㎜/分に落ちます。
こうやって働き風邪や病気から守ってくれている鼻ですが、現在では口呼吸する人がとても多い。
風邪やインフルエンザが爆破的に流行るのはこのせいかもしれません。
またマスクしている方も良く見かけますが鼻が隠れてない人がこれも多い。
鼻まで隠してマスクはしましょう。