おはようございます。
昨日は帰ってからエリンギとブロッコリー入りのビーフカレーを作りました。
家でカレーを作るときに市販のルーにターメリック コリアンダー クミンなどの香辛料を少し足すだけでも美味しく体に良いカレーができますよ。
今日は前日に少しふれた漢方について
タイトルでビックリしたかたもいると思いますが漢方医学は日本独自のものです。
というか日本独自に進化したものです。
もちろん、もともとは中国の医学です。
遣唐使、遣隋使によって朝鮮経由で日本に伝わりました。
そこから日本での経験医学が組み合わさり、体系化されたものが漢方医学です。
ちなみに中国の医学は中医学と呼ばれ分けられています。
東洋医学という言葉も日本だけの言葉です。
江戸時代に黄金期を迎えた漢方医学も1874年の明治政府政策により西洋医学の免許を取得しなければ医師にはなれず純粋な漢方医はいなくなりました。
一部の医師が漢方を学び使う事でかろうじて続いてきました。
現代では1976年に漢方薬が健康保険適用になり身近な存在になっている状態です。
特徴
漢方の特徴としては西洋医学と違って病名で薬が決まらない事。
薬(生薬)も単体では使われず複数の組み合わせで処方されます。
なぜかというと同じ病気、症状でも原因が違うからです。
体格、性別、病態、症状など総合的に診断して処方しています。
同じ人でも日によって病態も変わってくるので量や種類が変わる事もあります。
一度、漢方医がいなくなった事と複雑な診断で本当に効く漢方薬を処方してくれる所は少ないとおもいます。お医者さんが漢方を処方するときも症状で出されることがほとんどですよね。
でも漢方は不定愁訴みたいなハッキリしない不調やストレスからくる症状、生活習慣病、アレルギー疾患に対してすごく効力を発揮します。
手術が必要な疾患(ガンなど)、急性症状 感染症 出血性の怪我などは西洋医学が優れているため患者自身の見極めも必要になってきます。
また漢方薬は副作用がないと思っているひとがいますが、症状にあってない処方や西洋薬との飲み合わせが悪いと副作用は起きますので注意して下さい。
雑学
『啖呵を切る』のタンカはもともと啖火と書き漢方用語です。
啖がつまり熱を持ち不快になる。
なので切る(治療する、治る)と、通りが良くなり気持ちが晴れることからみたいです。