まだ
付き合って間もないうちの
アミの両親との
時間
少なからず
脳内に映し出される
結婚の文字
お父さんの言葉を
目の当たりにして
固まった僕を
アミが
和らげる
『気にしないで』
周りの
結婚ラッシュにより
焦りの色も目立つが
恐らく
まだ早い
段階を踏んで
その先の答が
それなら
喜んで
進みたい
と
その朝は思った
僕とアミは
仕事柄
休みが合うのは
月に片手の指埋まればいいほう
ただ
それでも
救いなのは
家の近さ
15分あれば
行ける距離だから
会うのには
事欠かないものだった
始めは
アミの家へ行く事が多かったが
次第に
僕の家にも来はじめる
これは
どのカップルでも
ある事象だ
ただ
アミは
とても社交的で
僕の家族とも
すぐ話せる人だった
そんな姿を見てると
新鮮な感じで
あまり見ない姿に
また
惹かれていく
あまり見ない姿というのは
とても魅力的である
自分以外の人と話す光景は
いつもの相手とは違って見えて来て
発見の場所でもあった
そんな時間をもっと欲した僕に
ピッタリの場面が訪れた
アミは
手に職を持ち
お客様の希望通りの髪型を提供している
アミ『そろそろダァの髪切ろっか?』
続く

