旧石巻ハリストス正教会教会堂。
なんとも言えぬ独特な雰囲気を感じるのはなぜ。
神聖な教会だから、というのはもちろんあるのですが、建物が、瓦葺であったり、集会所が畳敷きの和室があったりと、この地域に根付いた教会の特異性から、日本の文化と西洋の文化が交わり、独特の雰囲気を醸し出しているのです。
それが、違和感ではなく、心地よく感じてしまいます。
欄間という表現自体が日本家屋のものだと思うのですが(誤っていたらご助言下さい)、この見事な装飾がなされた欄間(と言ってよいでしょうか)なのですが、震災の際流出してしまったとのことでした。
復元かと思いきや、奇跡的にも地元の方が見つけて下さったとのことで。
もちろん修復はされたでしょうが、レプリカではなく、当時の装飾をそのまま見学することができました。
時代は移り変わっても、変わらないもの。確かに感じてきました。