夢も成功も主観、階層は客観。人と比べて満足したまま終わんな。 | 主体性こそ集大成-Beyond the Borders-

夢も成功も主観、階層は客観。人と比べて満足したまま終わんな。

先日こんな記事を発見した。
『社会の底辺から階層を上ると、努力しない底辺が許せなくなる』

(どうやら「立身出世?」に関してと、その人が陥るらしい「生存者バイアス」というものについて長々と書かれている。「出世」に関しては書かれているが「立身 」についてはくわしく書かれていない。人の人生の最初である生い立ちの部分がファジーになっている。)

まず日本だけに限っても「世の中生まれた時から、まあまあ不平等です。」(”まあまあ”というのは、僕がインドネシアに住んでいろいろ考えたので日本は”まあまあ”です。)唯一平等だったのは、アダムとイブだけです。理由は簡単、アダムとイブには親がいないからです。公平だとしても、親が皆違うので結果平等になりません。

「立身出世伝」というものがあります。本でも番組でも映画でも、今日であっても最も人気があるテーマの1つです。仮に「立身出世しない伝」というものがあっても、誰も見ません。理由は簡単、立身出世することがめずらしい、つまり難しいからです。その人の努力や周りの人の助け、強い多くの運を普通の何倍も必要とするからです。感動のストーリーが生まれやすい。

これは何を意味するかというと、立身出世いうぐらいですから、階層が存在することに他なりません。

「階層」とは何か。士農工商の時代ではないので、明確に規定されていません。何がその階層を決めるかなのですが、日本ではどうやら「職業」または「年収」のようです。

ちなみに、「成功してない起業家」は底辺です。何を持って成功かはおいといて、93%が成功しないとなるともう底辺です。底辺というか地下です。地下にどんどん潜っています。この女性から見たら、卑下の対象です。モテない職業1位です。収入がないどころか借金ある人多数です。
ただ、この階層の地下深いところをもぐっておりますので、そろそろ温泉か徳川埋蔵金が出てくる可能性があります。温泉か埋蔵金を掘り当てたら、一気に上昇します。なんの例えやねん笑

「生存者バイアス」について。これなんですが、そう思われるんでしょうね。そう見られるんでしょうね。ワタミ創業者の渡邉さんの話が出てますが、そう見られるんですよ。
成功は一足飛びにできないということに尽きると思います。加えて、成功というのは、主観的なことなんです。成功=幸せでもないです。夢を叶えるということを成功としている人は、「階層」が存在していることは知っているのですがぶっちゃけ「階層」なんてどうでもいいのです。「階層」は客観なので。むしろ「階層」をも自分の問題と捉え、解決是正しに行きます。

「無理というのは、嘘吐きの言葉なんです。途中で止めてしまうから無理になるんです。-渡邉美樹」

会社の経営者である渡邉さんが、誰に対して発した言葉なのか。これは、ワタミの従業員とワタミに入社してほしい方、つまりやる気のある学生、そして本を手にとった読者、テレビを見た視聴者なのです。1つの会社のトップの立場がそうさせるんです。1つの会社のトップかつ創業者が、「さあみんなであきらめよう!ミリオンスロット!」って言えないじゃないですか。誰がそんな人、会社に魅力を感じるねん。自分と同じような考えややる気を持った優秀な人を最初は大企業より低い給料で集めないとやっていけないんですよ。特に飲食店は。何か独創的なものをやったり開発したりするわけじゃないので。成功は一足飛びにできないんです。

その後、渡邉さんは都知事選に出馬したし、参議院議員になりましたね。ここでは1つの会社のトップではなく社会の代表になりました。創業経営者という過去は生かすだろうけど、立場が違う。ここでやっと念願の「富の再分配」が出てくるはずです。「努力したくてもできずにいる弱い立場の人、不利な立場の人」を助けてあげよう。どころか「努力したくてもできずに無念にも死んでいった多くの人々をも助けてあげたい。その人の死を無駄にしたくない」どういうことまでちゃんとした政治家ならきっと考えていると思います。

このブログにも書いてありますが、それができるのが政治なのです。

人生一度なので、一時で2つのことを思い描くことはできるのですが、2つのことを同時にやるのは難しい。だから立場が違うので、発言も変えざるをえない。でもなるべく将来の夢とリンクするようにしていく。

「自分の運命は自分の努力で変えられる」と思っている人はね、周りに感謝するんですよ。それは1人では絶対叶えられないことをわかっているから。同時に、自分の努力で変えられない人もいることを認識するんです。そういう方々の境遇、悩みを知る努力を怠らない。無視するなんてもってのほか。だって、その人も立身出世する前はそういう境遇にいたのだから。そして、いかにしてそういう人にも笑顔を与えられるかを常に考え、夢に向かって進んでいく。

いけるところまでどこまでもいこう!