勉強嫌いの大学受験② | おっさん's logbook

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高校生、大学生の娘がいる初老のおっさんです。
色々な方のブログを読ましてもらって、暇に任せて自分も始めて見ましたが、大して書きたいことがなかった…
ただの自己満ブログです。

前回の続き的な話で、30年以上前の自身と今年の長女の受験ぐらいしか経験していない、おっさんのものすごーーーく偏って、ものすごーーーく狭い範囲の考えです。

 

勉強嫌いで、かつ親から国公立を義務付けられている受験生は、必然的に可能性を残すために3年になっても文系なのに数学、理科を捨てきれず、そういったクラスに在籍しています。

前の話と逆になるかもしれませんが、勉強嫌いの子にとって国公立の中で偏差値の低い大学のしかも人気のない学部が私立大学以上にねらい目だったりするのではないかと個人的に思っています。

最後まで数理を捨ててないのが生きます。

 

もっと優秀であっても数学が苦手すぎたり、英語が得意だったり親が私立でもOKだったりすると早めに私立専願に切り替える子が多いです。

自ら国公立狙いの子は賢い子が多いので、上位の国公立であったり、やりたいことがあって学部絞って受験します。

 

偏差値低めの国公立は昔のセンター、今の共通テスト重視で、2次試験が1教科だったり、小論文だけ、面接だけみたいなところが結構あり、2次試験で英語が要らないのです。

配点もセンター時代で200/800、今の共通テストなら200/900

しかもマークシートです。

 

勉強嫌いの子にとって一番の鬼門は英語です。

そんな鬼門がマークシートのみで受けれるのは大きいです。

記述はしっかり理解してないと解けないですが、マークシートはうるおぼえでもなんとかなります。運が良ければ、勘でも当たります。

 

英語に次いでネックになりがちな数学が苦手すぎるとさすがに厳しいかもしれませんが、勉強嫌いでそこそこの高校に行っている子は大学受験の数学では勝負できなくても、元々は得意の子が多いので、センターや共通テストの数学だけであれば対応可能です。

 

他の科目も記述式は大学受験ともなれば厳しいですが、マークシートであれば、限られた知識を最大限生かして正解を導き出したり、聞いたことあるような言葉から、わからないなりに一番可能性の高い選択肢や、確率論的に選択出来ます。

問題も昔に比べて難しくなったとは言え、常識範囲なので授業さえしっかり聞いていれば半分ぐらいは理解できます。(解けるとは限りませんが)

 

勉強嫌いな子は最小の努力で最大の結果を求めがちなので、勉強の努力は出来ないですが、勉強をしないための努力は割と得意です。

それこそ一夜漬けで乗り切った試験や夏休み最終日の経験が生かされます。

取り合えず埋めるとくとか帳尻合わせ的なことも得意です。

基本的に横着なので問題を解くのが早く、時間が足りないこともありません。

努力しないで効率を求めるので、ある程度思考力もあります。

 

8割も9割も取れるわけがないので、6割取れれば御の字と割り切った作戦が取れます。

全くわからない問題は全て1を選択するとか。

できそうな問題に時間を最大限割くとか。

元々実力がないので共通テストの失敗とも無縁です。

出来なくても当たり前なので、試験中のメンタルをやられることもありません。

 

実際おっさんの年は数2の平均点がが40点台でしたが、理系の子が選択しない確率が簡単だったことと、ベクトルを白紙の代わりに確率で線を書いて地道に数えることで満点だったので、トータル50点で平均以上でした。

今年の長女は問題が簡単で解ける問題が多かったので、数1A,数2Bともに捨て問題に手を付けず、出来る問題に集中して取り組むことでどちらも平均点取れてました。

平均点が高い低いの運もありますが、諦めずになりふり構わず1点でも多く取れる方法を思い切って本番でできるかどうかも左右されます。

 

長女はすべての教科で全くわからない問題はどこにマークするかあらかじめ決めていましたし、より得点が取れそうな現社を当日に機転を利かせて第一解答科目にしました。

おっさんは理科を地学で受けるつもりでしたが、唯一受かる可能性がありそうな大学が物理でしか受験できなかったので、本番で物理に変えました。

 

センター試験で勘がさえまくったおっさんは英語が4割取れなかったのにも関わらず、実質倍率1.1倍ぐらいの超不人気大学で2次試験は小論文のみの大学に入学出来ましたし、

長女は英語が5割で、2次が面接と国語のみの大学に入学しました。

運に頼った受験でしたし、結果オーライだから言えるのかもしれませんが、運を引き寄せる努力は目一杯しました。

 

この考えのネックは勘がさえずに国公立大学にいけなかった場合は私立大学の可能性もほぼ消えることです。

今は私立でもマークシートの学校も多いようですが、おっさんは

私立受験の英語の記述はほぼ解けず、偏差値40前半の大学すら受からず全落ちしました。

長女も共通テストまでマークシートに全振りしており、記述式の勉強を全くしていなかったので、1校を除いて落ちてました。

 

国立に受からなければ、仮に親が私立でもいいと言ってくれても、働くか浪人するかの選択肢しかなくなる可能性があります。

仮に私立に受かっても想定したよりだいぶランクが下がる可能性が高いです。

我が家の場合は指定校などは取れるわけがない成績なのと、英語が無理すぎて他に選択肢がなかったので仕方なかったですが、そうでない場合はリスクが高いです。
 

とは言っても長女は世間で言われている受験生の勉強時間に比べて少ない時間ながらも(世間で言われている受験生の勉強時間って何基準と思うほど敷居高くないですか?)

それなりに受験生していたので、おっさんとは違い、運だけではなかったと思います。

自分の実力を理解して勝負できる学校を選択したのが大きかったと思います。

本人曰くゲン担ぎも功を奏したと 笑

 

 

 

学校の先生も担任だけでなく、他の子には厳しい先生含めて職員室が一丸となって長女の受かりそうな大学を必死に探してくれたみたいで、手のかかる子ほど可愛いのかどうか知りませんが、無知な親からするとありがたかったです。

学校や学部によって傾斜配点や2次の科目、共通テストと2次の配点、私立の受験科目、日程等々わからないことだらけなので、余計な口出しせず、本人と学校にお任せでした。

大学受験は複雑すぎるので親はもちろん、本人も未だによくわからんと言ってます汗うさぎ

無知すぎて私立受験でやらかしたので、機会があればまた実際の受験についても書いてみます。

 

長女と同じ大学の友人や、長女と同レベルの大学に行った高校の友人達も多少違いはあれど、大部分は受験に対して同じような感覚でしたし、おっさんの周りも似たような感覚の友人が多かったです。

出来ない人は出来る人との勝負を避け、出来ない人同士で勝負すべきです。

 

次女は今のところ勉強する気がないみたいなのと、笑えるぐらい成績がおっさんにリンクするので2匹目のどじょう狙いで勘を磨いてもらいます。

 

心配は長女が、今の共通テストはパパのときのセンターと違ってさすがに勘だけでは厳しく、国公立の大学数が減っているので、低偏差値や低人気の大学がほとんどないと言っていることです。

 

救いは私立に行っているので、課題だけでもそれなりにあり、最低限の勉強をさせられていることです。

本人は嫌々やってますが、長女曰く自学出来ない子に取って嫌々でもやらされていたのが受験時に役に立ったそうです。

運任せの受験にならないのが一番いいのですが、病むぐらいならこんな考えでの受験もありじゃないですかね。