互いに課題は決定力。新加入アタッカーたちに期待がかかる
明治安田J1百年構想リーグも開幕して4試合目。今節をホームで迎える岡山も、アウェイに乗り込む名古屋も、前節は敗れている中で、ここまで3試合を戦って得た成果や生じた課題を今節にどうつなげていくのかに着目していきたい。
岡山は前節・G大阪戦でシュート20本を放ちながら1得点にとどまり、逆転負けを喫した。試合後に木山 隆之監督は悔しさをにじませてこう語っている。
「相手コートに入ったときにチームとして狙っていること、チームで共有していること、そこに個人のアイディアを乗せていくこと、それも今日はよくできていたと思います。その中で多く決定機を作ったので、やっぱり決めないと勝てないなという思いだけが募ります。ただ、それもしっかり自分たちの中で消化するしかないと思うので、それを続けていくことが大事だと思っています」
攻撃においてチーム全体でトライしたことはしっかりと評価し、最後のゴールを決めていく部分の課題にも向き合っていく中で、今節はどんなパフォーマンスが見られるのか。今季初勝利をファン・サポーターと喜び合うためにも、1つでも多くのゴールを奪っていきたいところだ。
名古屋は前節・長崎戦で1-3の敗戦。今季初黒星を喫しており、今年から指揮を執るペトロヴィッチ監督は最初の30分間に問題があったことを反省点として挙げている。
「ロッカーで選手とも話をしましたが、立ち上がりの30分がどうしてこういうふうになってしまったのかが理解できない部分でもありますし、そういう思いを伝えました」
もっとも、難しい展開になった前半を無失点で過ごし、後半は自分たちのサッカーを展開できていた中で3ゴールを許したのだからサッカーは難しい。ペトロヴィッチ監督は後半の45分間については「私がここに来てからベストの45分だったと思うくらいでした」と高く評価しており、山岸 祐也は「今日は俺や(木村)勇大にも3本くらいチャンスがあったかな。ヴィニ(マルクス ヴィニシウス)にもチャンスがあったし、オフサイドも1本ありましたけど、そこで1点を決めておけばという試合だったと思います」と試合を振り返っている。
今節はお互いに決めるところで決められるかが焦点になることは間違いない。中でも、両チームの新加入アタッカーに期待したいところだ。岡山の河野 孝汰は「早く1点目が欲しいですけど、ゴールまでの過程は間違っていない感覚もあります」と焦らず準備を続けている。名古屋のマルクス ヴィニシウスも無得点だが、3試合を終えてリーグ最多のシュート数を記録している。彼らがトップカテゴリーで加入後初得点を挙げれば、チームも勢いづいて勝利にも大きく近づくだろう。
