11月23日の早朝大阪を発って

紅葉まっさかりの丹波路を、一路、北へ。

谷を霧が埋めることで有名な土地。

ボクが走った朝も

山々の中腹は霧に白くかすみ

ところどころ、紅葉が真っ青な空に映える

幻想的な時間でした

(スミマセン、写真撮れませんでした・・・)


10時過ぎに

丹後宮津の「ハクレイ酒造」へ。

北には若狭湾に臨む白い浜辺が広がり

南には屏風のようにそびえる大江山連峰の黒い山なみ。

安寿と厨子王の伝説や酒呑童子の童話に彩られた神話の里


南の山々が冬に白く薄化粧する姿を「白嶺」(ハクレイ)と呼んだことが

蔵元の名前の由来だそうです



創業1832年。

それまで北廻船を商売にしていた家が酒造りをはじめたとのこと。

創業のときの蔵が大切に保存され

旧い酒樽の底板が食堂のテーブルになっていたり

お店の陳列棚やレジ台になっていたり・・・


玄関先に下がった青々とした杉玉が

新酒が出来たことを知らせています。

残念ながら今回、新酒はいただけませんでしたが

すすめられるままに、吟醸生貯蔵酒 「恋の道」を購入!


この酒蔵では、あらかじめ予約した見学者に

お昼弁当も用意してくれます。

これがまたすばらしかったのです


すきま風に負けじとストーブが燃えさかるあたたかい「天の蔵」で

昭和初期から並ぶ品評会の賞状に囲まれ

「恋の道」に舌鼓を打ちながらいただく

酒かすを絶妙な隠し味に使った和風弁当

(2000円)


皆さんもぜひ試してみてください

間人蟹を、みなさんご存知ですか?


「タイザガニ」と読みます。

京都は丹後半島の小さな漁港、「間人」。

ここは、ずわい蟹の漁場までわずか30キロ。

越前から山陰にいたる日本海の港の中でずわいの漁場までの距離がもっとも近く

その日に採れた新鮮なずわい蟹と温泉を楽しめる

近年話題の港町です


「間人」をなぜタイザと読むのか。

聖徳太子の母、間人(はしうど)皇后が

乱世の大和をのがれてこの地に避難。

のちに皇后は、世話になったこの地に自らの名である間人(はしうど)を与えて退座(たいざ)されたが

人々が「はしうど」の名を口にするのを畏れ多いと考え

「間人」に「たいざ」という読みを当てたのが始まりだとか


古の日本にとって、大陸文化との結節点だったこの地。

伊勢神宮と同格といわれる竹野神社には

石器土器や勾玉・鏡が多数並んでいるらしく

付近は古墳だらけ


そして、このあたりは酒蔵もたくさん。

2007年秋の蟹漁の解禁を待って

しかもちょうど新酒が出始める11月の3連休を選んで

お酒と蟹と温泉を3つ、いっぺんに

楽しんできました!


全4回にわたって、そのお話をつづってみたいと思います。

どうぞお楽しみに



(出発前夜、大阪ミナミ・法善寺横丁で

 てっちりに「ねのひ」のひれ酒。

       旅の無事を祈って・・・乾杯)

世が吟醸酒ブームに沸いた1994年に結成の

われらが「日本酒友の会」が

2006年10月に旅した「山形の旅」をブログに残す・・・の巻。


土曜朝7時・上野駅集合の、先発隊のボクたち。

ところが、乗るはずの新幹線がなんと運休!?

日本海を北上中の台風の影響とかで、いきなりヤラれました・・・

次の新幹線の自由席に何とか滑り込んだものの

福島から先は自転車なみのスピード。

10時半スタートのゴルフに2時間も遅刻し

風雨の中、意地でハーフだけ回らせてもらいました

(ま、やらないほうがよかったです)


ゴルフをしない会員は朝8時上野発でしたが、

この新幹線が山形に着いたのはなんと17時。

まあ、そのあとは完全運休になっちゃったので

ぎりぎりセーフというべきか・・・


でその晩は山形市内の割烹「ふきのとう」で

長旅の疲れを癒すカンパイ!!

店を仕切る威勢のよい女将さんが

カウンターの内側で自らガンガンに日本酒を飲みながら

客が「もういい!!」というまで

郷土料理や創作料理をガンガン作ってはガンガン出し続けます。

・・・圧巻。


常連客が入れかわり立ちかわり飲みに来ますが

ボクらのような観光客グループにも実に気さくな女将さんで

彼女のマシンガントークが実にat homeな気分にさせてくれます。

帰りにご好意で自家製「唐辛子酢」を

しかも一升瓶でいただいてしまいました


《ふきのとう》

山形市七日町3-3-37


翌日は土砂降りの月山を越えて庄内へ。

酒田の名所「山居(さんきょ)倉庫」で日本酒を買い込みます



山居倉庫本体のみやげ店(左)より、脇のプレハブ風みやげ店(右)のほうが

店主夫妻が日本酒の仕入れにコダワっていて

こちらが日本酒好きと知ると、話が止まらなくなりました・・・


ここで仕入れた酒を

「日本の夕日百選」のひとつ、湯野浜温泉に持ち込んで

夕日・・・どころか大シケの日本海の咆哮を聞きながら

夜な夜な飲み干し

翌朝、ようやく晴れた砂浜をバックにパチリ!


写真右から・・・

 「恋の川 純米吟醸」(庄内町・鯉川酒造)

 「古酒屋のひとりよがり 大吟醸」(鶴岡市・富士酒造)

 「東北泉 《山居倉庫》 純米大吟醸」(遊佐町・高橋酒造)

 「純米吟醸 はくろすいしゅ」(鶴岡市・竹の露合資)

竹屋ホテルのロビーの大窓前にて


次いで一行は、最上川「芭蕉ラインくだり」へ。

台風一過、不気味な茶色に増水した最上河畔で

かなりムリヤリな「芋煮会」を楽しんで

東京への帰路についた次第です