先日の寺田会で、禁じられた遊びの「愛のロマンス」が盛り上がりました!私も、「愛のロマンス」が大好きです!曲が漂う淡い哀愁の情緒は、いつも自分の心に沁みます。この曲が好きだと言っても、自分がなんどなく弾行ける曲は、もともと少ないからです!ですので、「愛のロマンス」は、自分にとって、特別な曲です。

 「愛のロマンス」は、多くのギタリストに愛されて、多くの方が好んでこの曲を弾きます。私は、ナルシソ・イエペスさんの弾く「愛のロマンス」はもちろん好きですが、村治佳織さんの弾くのも格別です!また、この曲は多くの方がクラシックギターを始めるきっかけになったと思います。

私は、この曲が大好きな理由もう一つあります。それは、練習曲としても、優れていると思います。私なりの考えがいくつあります。ご紹介します。

①、脱力のため

 一日の始めても、練習の途中でも弾きます。指の慣らし、レッスン曲の練習の疲れた後、気分転換で弾きます。または指に力が入っていると感じた時、脱力の為この曲を弾きます。というのは、難しい曲や新しい曲の練習では体に力が入ります。弾き慣れた曲なら、力が抜けられます。弦の重さ(張りではなく)と自分の指の重さを感じられたら、力が抜けている証拠です!脱力に役立つと思います。

②、右指のタッチのため

  この曲は、右手の位置(自分の場合)、指の動きがほとんど変わりませんので、右指のタッチの集中でき、タッチを感じやすい。指の角度によって、音色の変化が分かりやすい。また、aの指のアルアイレとアポヤンドの二つ奏法で、二度美味しいです!

③、左指のタッチのため

 よく、左指は、指板にぶら下がっているような感覚で押弦したのがいいと言われています。曲のはじめの下降音階で、それを感じ取りやすい、慣れれば、セーハでも感じ取れます。ほかの練習曲でも同じような場所はいくらでもあると思いますが、自分の弾き慣れた曲で、余裕ができなければ、その押弦の感覚を取れません。

④、ビブラート練習のため

 メロディー音譜の長さが一定で、ビブラートを掛けたいところが沢山あって、どこで掛けても同じ練習になります。

⑤、右指の動きの練習のため

 右のi、m、aの3本の指は、ずっと同じ動きで弾いているので、バランスよく右指の練習ができます。

⑥、リズムの練習のため

 曲は、全部同じ長さの3連譜で、3拍で構成され、リズムを保たれて、練習できるのもこの曲ならの醍醐味だと思います。

⑦、曲想のため

 よく演奏時、曲想を付けると、感情先行で、テンポが速くなりがちです。この曲は、メロディーが滑らか、起伏が激しいくないので、強弱などの曲想を付でも、曲のテンポが狂わなく、自分見たい初心者でも優しい曲と思います。

⑧、音を綺麗に出すため

 多くの曲は、音が複雑で、弾いた音のバランが悪くても、ビビリを出しても、自分気が付かないと思いますが、この曲ならすぐわかり、改善につなぎます。他の曲は、音が可笑しいになったとしても、その表現だとごまかせる場合があります。この曲は、おかしいのまま受け取られます。だから、綺麗な音を出すため、練習するしかないです!

⑨、いくら弾いても、うまくできないのため

 一般の曲は、運指方法がいくつのパダンあると思います。同じフレーズを3日弾いても、うまく弾けない時、運指見直しをして、上手くいく場合よくありますが、「愛のロマンス」は、運指のパダンがほとんど変わらないと思います。うまく弾けないなら、ひたすら弾くしかないと思います。多くの曲は、難しいけど、上手く弾けたら、目的が達成したかのよう、弾かなくなります!しかし、(私の場合です!)「愛のロマンス」がうまく弾けないからこそ、弾き続くんです!例を挙げると、ゴルフは難しい、上手くいかない場合が多い、だからこそ面白い、続けられる人が多いようです!

  長くなりまして、申し訳ございません!ご付き合いをありがとうございます!