さて明日から久しぶりにバイトな訳ですが、今日はホームセンターに言って参りました。


ホームセンターに行って何を買うって?


ズバリ、アクリル板です。


アクリル板を劇で使うからという事なのです。使うのか…。



<MS igloo~1年戦争秘録>


第3話「軌道上に幻影は疾る」を見てのレビュー。



ヅダは空中分解し、再びザクとの正式化競争に敗れた日と同じ事故を起こしてしまうのであった。



誇り高きA

ワシヤ「だから言ったんだよ。待てって…。何で、何でだよーっ!?」


人目もはばからず仲間の死に涙を流すヒデト・ワシヤ。ワシヤは個人的に良いキャラしてると思う。MS iglooに出てくる人の中で一番友達になれそう。


すると…



誇り高きA
オリヴァー「少佐。お話が…。」


仲間の死を悼んでいるデュバルに対し、オリヴァーの御呼出しが入る。デュバルはしばらくオリヴァーを睨みつけるのだが…



誇り高きA
オリヴァー「少佐。ヅダは空中分解しました。4年前の時と同じように…。」

デュバル「技術中尉。死者に鞭打つつもりはないが、事故原因は技量未熟なパイロットの命令違反に起因している。」


オリヴァーの言いたいことがなんとなくわかったんでしょうね。デュバル少佐は、ヅダが空中分解したのはあくまでヅダのせいではなく、


パイロットのオッチナン・シェルが自分の命令に従わなかったから…との事。


すると当然、こんな疑問がオリヴァーからとんでくるのがわかる。


「では、未熟なパイロットがヅダに乗れば、戦死するという事ですか!?」

「それは論理の飛躍だ!!」



誇り高きA
「僕が!!…いや、私が!もっと早く気づいていればよかったんだ。こんな事が起こる前に!過去の記録との類似点を…徹底比較する事を…。」


そう。前編の最後の方で、オリヴァーはヅダに対しての決定的な信頼を寄せていたのだ。


シャハトに咎められたのだが…。


「それは技術士官たる諸君らに委ねている。」

「ハイ。急ぎ事故当時のデータを調査しました。そして…


機体の加速曲線と限界点は、全く同じでした!!」



要するに、ヅダは変わっていないという事の確信をついた発言な訳です。でもデュバル少佐は…



誇り高きA
「そ…それが…?」



それがって書くと単に拗ねてるだけに見えますけど、ここの土師さんの演技とこの表情。すばらしい。


デュバル少佐は認めたくはないのでしょう…。その現実を…


「お教えください!EMS-10とEMS-04の相違点を!もしや…このヅダは・・・!!」



誇り高きA
↑デュバル少佐は鬼神の如き顔でオリヴァーの胸ぐらを掴んだのだ!


言ってはならない事を言った。もしくはその続きを話すな!という事だろう…。


すると船内アナウンスが入り、デュバル少佐とオリヴァーはブリッジに出頭を命じられる。



誇り高きA
「ジオンのみなさん。いつも素敵な情報をありがとう。さて…本日のお話は…みなさん期待の新鋭モビルスーツ、ヅダについてです。」




誇り高きA
「かつてこのヅダは、ザクⅠとの採用競争に敗北していたというのです。」


と、茶風林のナレーションの連邦軍の放送が入ります。これをブリッジでみんなで見ています。傍受したって事ですかね。




誇り高きA
モニク「フッ。モグラ放送め。それは昔の04だろうが!」


自信たっぷりに言うキャディラック特務大尉だが、もう既にオリヴァーは懐疑的な目をしており…



誇り高きA
↑この顔である。


ってこの画像じゃデュバル少佐の顔芸に目を向けたくなるな。


放送「ですがヅダはEMS-10となり、不死鳥の如く蘇りました。そうですな?ジャン・リュック・デュバル少佐殿?」


オリヴァー「まさか!!」


そして本題はここから…



誇り高きA
放送「ですが我々に協力的なジオンの友人からの情報に寄れば、改良とは名ばかり。実は中身は何にも変わっていないと言うのです!


やれやれ、こんな期待が新型とは!」



こうやって書くと中々ナレーションのイメージが異なりますね。茶風林さん、なかなか厭味ったらしくしゃべっているんですが…


こればっかりは本編で聞いていただきたいものです。



誇り高きA
「ああ…!!



誇り高きA
「ああっ!!」



誇り高きA
「…。」


キャディラックが怖すぎる。黙ってデュバルに視線を向けるんですが、怒りマックスなのが見て取れます。


そりゃそうだ。技術屋である自分たちをだましていたのだから…



誇り高きA
「まぁ…オデッサの戦いが連邦軍の勝利に決した今、ジオンには、


でっち上げによる虚勢しか、残っていないようですな!」



誇り高きA
モニク「オデッサが!バカな!偽情報だ!」



誇り高きA
「メリーさんのひつじは…。」


と言って、メリーさんのひつじは終わる。メリーさんのひつじが番組名なんでしょうね。


ちなみに触れておくと…オデッサの戦いが連邦軍の勝利に終わったという事が何を表すか…


ジオン公国軍の地上における最大の拠点を失ったという事になる。これは前回シャハトが言っていた事ですね。


これが現実に起こればジオンは危ない。


もちろんこれは事実ですが、何度も申し上げるようにこれは技術試験隊という、窓際にいる人たちから見た1年戦争です。


彼らに情報が入ってくるのは遅いんでしょうね。そうすると、モニクがこう言いたくなるのもわかる。



誇り高きA
クリューガー「艦長!!緊急入電!!」


エーリッヒ・クリューガーは、副艦長を務める人物で、全話皆勤賞なので顔は有名だが…名前を知っている人は少ないだろう。


なぜなら…



クレジットされているのが「オリヴァー・マイ」、「モニク・キャディラック」、「マルティン・プロホノウ」そして毎回登場するゲストキャラクターのみであり…


レギュラーでもクレジットされない人物がたくさんいるからである。



役者の名前しか書いていないため、DVDの設定資料を見ないとわからないところもある。


この前レビューした、「フェデリコ・ツァリアーノ」もクレジットされていないんですよ。



緊急入電は艦隊総司令部からであり、内容は…「全ての艦隊は任務を中断し、今すぐ地球軌道上に集結せよ。」


というもの。



誇り高きA
プロホノウ「諸君。この電文が全てを語っている。


オデッサから上がってくる将兵を収容せよとな。そして…どちら側の情報が真実であるのかをな…。宇宙へ脱出する将兵は、全体から見ればほんの一部であろう…。


しかし!放置すれば数万のジオン将兵が地球軌道上で溺れるのだ!」




誇り高きA

モニク「溺れる?」


そう…。溺れるのである。俺もここでは何を言っているのかがわからなかったのだ。


地球軌道上に全速で向かうヨーツンヘイム。するとオリヴァーは地球を見て、こんな事を思った…。



誇り高きA
「地球は青い炎で茹った地獄の窯。今…我々は…。」

この夏場、家に帰ってきて一々この台詞を言っている俺は間違いなく病気だと思う。


しかしこの台詞は名言だと思う。スペースノイド(宇宙生まれ)からすると、地球のイメージというものは、そうなのか?


ちなみにZZガンダムの主人公「ジュドー・アーシタ」は同じくスペースノイドで、地球の事を「でっかい水玉」と言っていました。


宇宙生まれは…我々の人類でもあり得る事なのかなぁ…数千年先に…。




誇り高きA
「さてデュバル少佐。オデッサの情報から見て、ヅダは飛行禁止処分が適切と思う。」


ここからがこの話の重要な部分となる。



誇り高きA
「なぜ漏れたのだ?このプロパガンダ作戦は、軍とツィーマット社の機密事項だった。ヅダは…その時点から、所謂ゴーストファイターとしての道を歩む事になったのだ。」



誇り高きA
「フッ…。我々を欺き、殉職者まで出して。」


モニクの言う事は最もであるが…


ここで改良していないヅダを掲げる事で、ジオン軍の士気を高揚させ、さらに地球連邦軍に対してプレッシャーを与える作戦であった事が判明した訳だ。


しかし何も変わっていないヅダという事では、士気高揚する訳がない。



誇り高きA

「そうか!…またか!!奴らならばやる!!ジオニック社の連中がかつて使った汚い手を、また使ったに違いない!!


ザクとヅダ、あの正式化競争の際、連中がいかにあらゆる手を使った事か!!」



ジオニック社というのは、ジオン公国内でツィーマット社と双璧を成す(?)軍事会社であり、そのザクを開発した会社である。


そのジオニックがツィーマット社と敵対している故、おそらくスパイ活動か何かで、連邦軍に情報を漏らしたのであろう。


だがこの「いかにあらゆる手」が何かは不明だし、ジオニック社の連中が地球連邦軍に情報を与えたというのも不明である。


仮にジオニック社の連中が地球連邦軍に情報を与えたとすれば、ヅダの実態がバレてしまい、ジオンの指揮力低下につながると考えれば、ツィーマットの情報をジオニックが漏らす事は欠点でもあるハズなのだ。


やはり会社だからか…それともこのヅダのプロパガンダ作戦は一部の人間にしか知られていないからか…。真相は不明。


でも結局はデュバルの言う通りのジオニック社の連中が情報を漏らしたと考えて、筋は通る。


誇り高きA
「私は!!その一部始終を見てきた男だ!!!」

「ジオニックとツィーマット…。これでは次期モビルスーツプロジェクトが辞退するのも…むべなるかな。」


むべなるかな。というのは「最もな事だな」という意味です。



誇り高きA
「ヅダは政治に…そしてデマゴーグに敗れたのだ。決してザクなどには劣っていはしない!!」


デュバル少佐はヅダがザクに負けてなどいない…。そう信じているのだ。ツィーマット社の一員として…。


事実ヅダはザクを凌駕するモビルスーツであったのだろう。空中分解した事を除けば…


それでも…デュバルは信じ続ける。しかしヅダは飛行禁止処分になってしまったため…使用はできなくなってしまった。


モニク「道化ね。結局…あなたも。」


すると、地球軌道上に向かう際に救難信号を捕捉した。



誇り高きA
↑この細かく映っているもの全てです。


何という数の多さ!こんなには救助できない。そもそもなぜこんなに救難信号が…


誇り高きA
↑そして間もなく地球軌道上へとやってきたヨーツンヘイム。


ここでBGM「時空のたもと」 (OVA版)が流れます。


これは俺が今まで聞いたガンダム関連のBGMで一番好き…だね。今の所は…。


でも結構前から聞き始めて今も一番好きだから、これを塗り替えられるBGMは出てくるかなぁ!?



ホラ、リンクも貼っちゃってるでしょう?リンクはOVA版でちょうどヅダの回のオープニング映像です。

あ、これ毎回主役の機体によってオープニングの映像が変わるんですよ。


良い演出ですよね!!


フルバージョンも探せばあると思いますので興味を持たれましたら是非どうぞ!



誇り高きA
↑地球軌道上には無数の「HLV」が漂っている。


HLVとはHeavy-Launch Vehicleの略称であり、これによって地上から色々な物資・モビルスーツなどが打ち上げられる…のだが、武装がないため、味方の援護が必須というのが難点なのよねぇ……。



ここで気に入ったのは凝った演出ですよ。以下のやりとりが…BGMも良くて、痺れます!!


誇り高きA
マルケス「嘘でしょーっ!?」


HLVが飛んでくるのを必死で躱すドメニコ・マルケス。いわゆる舵取りの役割ですが、かなり活躍するキャラクター。でも、クレジットには書かれないのだ(涙)



誇り高きA
プロホノウ「しっかり舵を握っておれい!!」



誇り高きA
ザビエル「第32パトロール艦隊到着まであと21分!!第4補給隊到着まで17分!!」



この上の女性、ジーン・ザビエルも毎度でてきて索敵やらなんやらをしてくれるが(2等航海士らしい…)スタッフクレジットには書かれていない。


誇り高きA
クリューガー「救命ランチ!降ろし方、よろし!!」



誇り高きA
プロホノウ「周辺警戒を厳にせよ!ルナツーの連邦軍がこの機会を逃すハズはない!!」



このテンポの良さ!!ここで興奮するのも良くないかもしれないけど、戦っている感じがする。リアリティーを追及した感があふれてて…最高ですね。


やっぱり3DCGで実際の人に近いから、すごい好感を持てるのかも…。



誇り高きA
↑言っているそばからルナツーの連邦軍の支援ポッド「ボール」小隊がやってくる。


そしてボールがキャノン砲で無抵抗なHLVを次々と破壊していく。


さらにはこんなシーンまで…



誇り高きA
↑真ん中にいるのは…


そう、「ヒト」である。



HLVの中にいた人が宇宙空間に放り出されてしまったのだ。リアルを追及しているのだなぁとここでも思った。


ちなみにこの人はノーマルスーツを着ていないためまず助からない。



誇り高きA
ジオン兵「クソッ…くそぉーっ!!」


HLVから出てきたザクが、マシンガンを連射してボールに対抗する。



誇り高きA
↑HLVを破壊され、足場を失ったザクは仕方なくバーニアを噴かせて戦う事に…。


だが…



誇り高きA
↑なんと、ザクが宙を舞っているのだ。


これでは…まるで…艦長の言ったように…



誇り高きA
そして遂に、ザクはボール1機にやられてしまった。



誇り高きA
モニク「ボール二個小隊に、ザクは何をやっているんだ!?」


自分も心の中で「ボールはザクよりも弱い機体だから、ザクで圧勝だろ。」と思っていましたが…


横にいるオリヴァー・マイはこういった。



「あのザクⅡは地上仕様のJ型です。溺れているんです!!」


はっ!!と、モニクもとうとう艦長の言った言葉の意味が理解できた。



そう。オデッサは地上。その地上にいた兵士たちが宇宙に上がってくるとなれば…地上仕様であるに決まっている。


その地上仕様のモビルスーツが、宇宙空間でまともに操縦などできるハズがない。


溺れるとは…こういう意味であったのだ。


「第32パトロール艦隊到着まであと4分です!!」


というジーン・ザビエルからの情報が入る。



あと4分…そんな時間待っていられるハズがない。1秒の時間も惜しい。このままでは目の前の同胞が皆宇宙の藻屑となってしまう。



いや、下手をすればヨーツンヘイムだってやられる可能性は皆無ではない。ヨーツンヘイムはあくまで補給艦、満足な装備など…ほとんどないのだ。



ジオン兵を救うためには、何をすれば良い?このピンチを切り抜けるには…



どうする?603技術試験隊?



(次回へ続く)