さて、お待ちかねではないかもしれないが俺のオススメのMS iglooの話の2つ目!(って言っても全部で6話しかないんだけどね(笑))


ヅダの話。ヅダという言葉がこのブログではもう既に何度か出現しているのですが、



ヒルドルブの更新の度合いの酷さから言って、正直読者をなくしたと思います。なので、ヅダの話はなかった事にしようか…と思ったのですが…


昨日お話した友人のN君が


「ソンネン見たよ!」


って言ってくれたのが嬉しくてですね、ついつい書いてしまいました。ブログも悪いもんじゃないですよみなさん。



<MS igloo>


第3話「軌道上に幻影は疾(はし)る」を見てのレビューです。



誇り高きA
↑いきなりシャークマウス仕様のボール3機がジオンの補給艦パプアを攻めるところから始まる。


ルナツー(連邦の基地と思ってくれればよろしいかと…)に近づきすぎた罪は重い…らしい。



誇り高きA
連邦兵「ヘッヘッヘッ…ん?…何だ?」


画面中央部に、モビルスーツが見えるのがわかりますね?そう…これこそが今回の主役!


そしてここで流れるBGMの機動戦 が最高!


ほら、滅多にしないのにリンク貼っちゃうくらいだから。


ヅダは高機動がウリのモビルスーツ。ボールの攻撃では当たらない。すると年少兵らしき連邦の人が「母艦を狙われる恐れがある」と隊長に言う。


ってかボールに乗ってるのに隊長もクソもあるか。みんな腕なんか関係なく死ぬわ。


ま、シロー・アマダという例外が…


そして…



誇り高きA
↑ヅダが信号弾を撃ってオープニングが始まる。


右の方に見えるのは補給艇の「ヨーツンヘイム」です。この物語の舞台となる場所と言っても過言ではないかな。



誇り高きA
↑前回と同じように、いきなりニュース番組から始まる。


「おめでとう!地球連邦軍の諸君!我が総帥部は、遂に連邦軍もモビルスーツ開発に成功したとの情報を得た。(無論、ガンダムとかその辺の事)」


「だが、喜びに沸く諸君に我々は悲しむべき事実を突き付けなくてはならない!」


「兵器局発表!我々は主力モビルスーツ、ザクを遥かに凌駕する新型機の開発に成功した!」



誇り高きA
「EMS-10 ヅダである!我がジオンの技術力を結集したこのヅダの前に、連邦軍モビルスーツは屍を晒す運命なのだ!!」


そして3機のヅダが間もなくヨーツンヘイムへと着艦しようとするところで、遂にパイロットが登場。



誇り高きA
デュバル「コンバットランディングにて着艦。よし、編隊を解け。」


記念すべきジャン・リュック・デュバル少佐の初ゼリフ。ってこれじゃ顔がわからない(笑)



誇り高きA
↑ヨーツンヘイムからはガイドビーコンが出る。つまりはヅダ3機を歓迎しているという事だ。



誇り高きA
モニク「左舷観測カメラ、撮影用意!!…よしっ!」


と、とても嬉しそうなモニク・キャディラック特務大尉。なぜかと聞かれると…彼女も技術屋だからではないでしょうか?



誇り高きA
「現在我がヅダは、ジャン・リュック・デュバル少佐の指揮のもと、最終試験を実施中だ!」


これがデュバル少佐の顔!顔もイケメン!腕も一流だ!!


あれ?そんな事ない?た…多分、パイロットスーツだからかな(笑)


だったら…



誇り高きA

「彼はジオン重工業の一翼を担うツィーマット社テストパイロットの出身である!」


何気なくドヤ顔だけど、それよりも…このデュバルの顔、ちょっと怖い。


もうちょっとイケメンのシーンを探さなきゃ!



誇り高きA
「どや…。(言ってません。)」



ドヤ顔と言えば、このシーンだな。着艦する前に一瞬だけこの顔が映るのだが…ドヤ顔どしか言えない。



誇り高きA
↑ヅダから降りてヨーツンヘイム内のどこへ向かうのかと思ったら…



誇り高きA
ワシヤ「2番機だ!2番機だぜ!」


と、騒いでいるのはヒデト・ワシヤ中尉。メインキャラクターの1人です。


元々ヨーツンヘイム所属の彼がヅダの2番機に乗っている事、最終試験と言っていた事からして、ヅダがヨーツンヘイムに来たのは初めてではないようだ。



誇り高きA
デュバル「技術中尉。良いデータは採れたかな?」


と、主人公であるオリヴァー・マイとの握手をかわすデュバル。



このように宣伝をもって連邦軍を圧倒する様子を見たプロポノウ艦長は「戦わずして勝つ。見事な手並みだな!やっと軍も我々603の価値を認識したか…」と満足げである。



だがヅダの登場で何もかもが上手くいく…はずがない。



誇り高きA

毎度毎度登場するアルベルト・シャハト本部長とオリヴァー・マイの会話。技術試験の報告をしているのだ。


オリヴァー「以上のように、EMS-10の試験は極めて順調です。しかし本部長。これほど、このモビルスーツが宣伝されるとは…思いもよりませんでした。」


シャハト「プロパガンダであるな。せざるを得んのだ。」

オリヴァー「は?」


確かに「は?」である。プロパガンダとは、政治的宣伝という意味である。つまりEMS-10が政治的宣伝のために世に出された…とはオリヴァーは思っていない。


誇り高きA

シャハト「これを見給え。今や地球での戦局は、悪化の一途をたどっている。情報によれば、連邦軍はオデッサへの大反攻作戦を企図しておるようだ。」

「そんな!?」

「万が一この戦いに我々が敗れるような事があれば…


ジオンは地球における最大の拠点を失い、そして二度と失地回復は…」


「そうならないためにも、我々は一刻も早くEMS-10ヅダを戦線に送り出さなければなりません!」



ここまで見れば、なんとなくヅダがどのような機体であったのか想像がつく人もいるかと思います。


そしてその真実に触れたのはここから…



誇り高きA
「だがヅダは、かつてEMS-04と言われていた頃、試験飛行中に空中分解事故を起こしている。結果、ザクⅠとの正式化競争に敗れた。」


そう。シャハトの言うように、かつては試験飛行中に空中分解事故を起こして、ザクⅠとの正式化競争に敗れてしまったのだ。


これはいつだかのブログの記事でも申し上げた事…ネタバレして申し訳ありません。


忘れてた?おお!それは好都合!


「しかし!その後の改良によって、機動性を保持したまま、耐久性の確保に成功しております!現在ヅダは、EMS-10と呼ばれるように、全く別の機体と言っても過言ではありません!」


と反論するオリヴァー・マイ技術中尉。


「我々の本分は…プロパガンダではないと…。」

「本分!?貴官は本分のみで責務が全うできると考えるのか?」

「(無言で頷く)」


戦争だけではありません。本分だけで責務が全うできるかどうかという問題は、人生そのものなのかもしれませんね。


人間には道徳という、人として守らなくてはならない最低限度のものがあります。仮にそれが本分だとして、本分のみでは、人間はダメなのかもしれない。時には、道徳を超えて、何かをしなくてはならないのかもしれない。


一歩進んだ優しさや、一歩進んだ気の遣い方が必要なのかもしれない。


しかしここでシャハトの『本分のみで責務が全うできると考えるのか?』というセリフは、道徳のそれとは少し方向性が違うような気がします。


当然と言えば当然です。だって戦争なんですから。勝たなければならない。そのためであったら、本分のみでは責務が全うできるハズがない…かもしれない。



オリヴァーは、戦争をするには、心が綺麗すぎるのかもしれないと思う瞬間でした。



もちろんシャハトが悪い奴って言っているのではありませんぞ。


シャハト「中尉…。手土産にこれを見ていきたまえ。」



誇り高きA
「ん?…!!あっ…!」


何を見たのか…というと…



誇り高きA
↑そこには、あのガンダムの姿が!


この作品ではガンダムはこの1シーンにしか出てきません。


もっと言えばジムを除き、ガンダムタイプのモビルスーツはこのシーンだけだったハズ。


動画じゃないんでお見せできないのが残念ですが、結構怖い。上の画像から手が段々と手前に近づいてきて最後は砂嵐。


ジオン兵だって…


「うわっ…!あっ…!アッー!!」


って感じですから(笑)



そして場面は変わってヅダの試験を行っているシーンとなる。


ムサイの砲撃を躱す試験の模様だが、ムサイは実弾を使って…るのかな?



誇り高きA
「編成機動完了。ムサイの真上を取るぞ!!」



誇り高きA
↑そしてヅダが3機、ムサイの真上を取る。


ここからどう畳み掛けるのかが見物ですね…。



誇り高きA
「よーし、直上!1番、突っ込む!!」

ワシヤ「ええっ!?」

「2番3番(のヅダ)は援護機動!!」



誇り高きA
と言って、機動性能を活かし、一気にムサイへと突撃する。


2番3番のヅダが援護機動という事で、ヒデト・ワシヤと3番機パイロットのオッチナン・シェルは少々不満気味。


何しろ後ろに下がって援護してろって事ですからね。


でも援護も重要な役割だと思うぞ!


と思ったら…



誇り高きA
ワシヤ「またぁ?そんなぁ…。」


どうやら何度も援護機動らしい。ま、ツィーマットの製品で、ツィーマット社のテストパイロットのデュバル少佐が援護ってのもおかしいかもしれないが…



だが次の瞬間…



誇り高きA
オッチナン「ええい、オレだって!!」

ワシヤ「えっ?おい!待て!」


命令を無視したオッチナンはヅダを一気に加速させ…



誇り高きA
↑これはデュバル少佐のヅダのコクピット内のレーダー。下にある緑色の三角形は…


僚機の接近を表しているのか?


「なにっ!?」と驚いて後ろを振り向くデュバル。



誇り高きA
オッチナン「俺だって…俺だってーっ!」



誇り高きA
↑すると、3番機のヅダ(オッチナンのヅダ)から暴走警報が発せられる事となる。


どうして暴走警報が…と困惑するオリヴァー。


誇り高きA
オリヴァー「3番!機を起こせ!」

モニク「どうしたのか!?」

オリヴァー「少佐!すぐにリコールを!!」


オリヴァーの適切な判断により、艦長はすぐ対応をする。ちなみに、モニクの「どうしたのか?」というのは聞き間違いではない…と思う。



誇り高きA
プロポノウ艦長「ムサイに通告!試験中止!急速回避を!!」


デュバル少佐もオッチナンに対し…


「制動を諦めろ!エンジンカット!聞こえるか!?」


と必死で呼びかけるが…



もはや時すでに遅しでもってどうする事もできない。



誇り高きA
「少佐!!少佐ぁーっ!!」


そして遂に…



誇り高きA
↑ヅダは空中分解し、ザクとの正式化競争に敗れた時の悪夢が…


再び起こってしまったのだ。



(次回へ続く)