Alt属性とは?
<img src="/xx.png" alt="">
書いても書かなくても見た目は変わらないので空欄にしていませんか?
Alt属性("alternative text"の略)は、HTMLのimgタグに指定される属性で、画像が表示されない場合や画像の内容を説明するために使われます。Alt属性の主な目的は、アクセシビリティの向上やSEO対策に寄与することです。
Alt属性が重要な理由
- 1. アクセシビリティの向上
Alt属性は視覚障害を持つユーザーがスクリーンリーダーを使用してウェブサイトを閲覧する際に、画像の内容を説明するテキストとして役立ちます。これにより、視覚的な要素を正しく伝えることができます。 - 2. 画像が表示されない場合の代替情報
画像が読み込まれない場合や、ユーザーが画像の表示をオフにしている場合、Alt属性に設定したテキストが表示されます。これにより、画像の意図を伝えることが可能です。 - 3. SEO対策
検索エンジンは画像そのものを読み取ることができませんが、Alt属性を使って画像の内容を理解します。適切なAlt属性を設定することで、画像検索結果に表示されやすくなり、ウェブサイトへの流入を増やすことができます。
Alt属性の書き方
Alt属性はimgタグに含めて以下のように記述します:
<img src="example.jpg" alt="青空と海が広がる風景">
この例では、画像が青空と海の風景を表していることを説明しています。
以下の画像はなんと書きますか?
「花」だけではなくて、
「青空の下に咲く複数の黄色とピンクのコスモスの花」等、詳しく説明しましょう。
Alt属性を設定する際のポイント
- 1. 簡潔かつ具体的に記述する
例:<img src="dog.jpg" alt="芝生の上で遊ぶ犬">
- 2. 装飾目的の画像には空欄を設定する
装飾的な画像の場合はAlt属性を空にすることで、スクリーンリーダーが無視します。
<img src="border.png" alt="">
- 3. キーワードを詰め込みすぎない
SEO効果を狙って不自然にキーワードを詰め込むと逆効果になることがあります。 - 4. 画像の意図に合った説明を心がける
画像の内容だけでなく、その画像がページで果たす役割も考慮しましょう。
Alt属性の悪い例
<img src="image123.jpg" alt="image123">
画像ファイル名そのままを使用する<img src="cat.jpg" alt="動物">
曖昧すぎる説明<img src="seo.jpg" alt="SEO, Alt属性, ウェブマーケティング">
キーワードの羅列
Alt属性を設定するメリット
- - ユーザー体験の向上
- - 検索エンジンでの露出増加
- - 障害を持つユーザーへの配慮
Alt属性を正しく活用してウェブサイトを改善しよう
Alt属性はアクセシビリティやSEOの観点から非常に重要な役割を果たします。画像を使う際には、必ずAlt属性を適切に設定し、誰にとっても優しいウェブサイトを目指しましょう。