亡くなった直後は、私も兄も駆け付けたいとこも、

実感がないままでした。

悲しいんだけど、実感がない。

そんな感じです。

 

ナースさんも泣き、私も当然泣き、弟やらお世話になった

所に知らせる所には知らせる。。

でも実感がない。

 

ただ父だけが在宅医師が死亡を確認した時に、

大泣きをしました。

 

それを見て、私も泣きました。

 

横ではナースさんが、美しいままで入れるように、

手を包帯で固定し、顎なども固定します。

 

ナースさん

「互助会に入っておられるようなら、すぐに連絡をしてください」

これで葬儀屋さんに連絡をしました。

 

ナースさんが、亡くなる時の注意として

次のようなことを言ってました。

 

「亡くなると筋肉が弛緩するから、

便やおしっこがすべて出てしまう。だから

夜中に亡くなった場合は、それを覚えておいてね」

 

そのチェックもナースさんが行ってくれましたが、

おむつが一切汚れてませんでした。

真っ白でした。

私にとってはそれも、母の美意識だったのではないかなぁ

と思ってしまいます。

 

後で色々なことを思いましたが、すべて仕組まれていたような

母の最期です。

 

ナースさんは一日のうちに一時間しか来ません。

兄に至っては、週に一度2時間しか来ません。

 

その重なった時間、わずかな時間に母は亡くなりました。

その日私が違った行動をしたのも、父が遠出をしなかったのも、

すべてが仕組まれていたように思います。

 

夜中に亡くならなかったのも、私たちをあわてさせないため。

もし夜中に亡くなっていたら、やはり私たちはあわてたでしょう。

亡くなる事に気づいていなかったかもしれません。

 

父が後で言ってました。

 

「お母さんは、息をひきとったというよりも、自分で

息を止めたって感じだったね」

 

私も母は自分で幕引きをしたように見えました。