水俣病患者を診療しつづけた原田正純さんのドキュメンタリー。
水俣病は過去のもの、、、というイメージがあったけど、
でも病人はまだいて、それは、続いている。
当たり前のことだけど、通常、私たちは実感して生きてはいない。
しかし、水俣病患者たちはこの人がいたことで、本当に助かったと思う。
こんなにすごいことをやっているのに、講演会とかの交通費は
手弁当だったらしい。
こういう人こそ、国とかおかねを出すべきなのでは?
原田さんは医師でありながら、水俣病患者に近づきすぎたということで、
医師会のようなところからかなり批判があったらしい。
ただ、原田さんの言うことで一番印象に残ったのは、
「中立とは何か」ということ。
つまり医師として中立であるというべき、、というのは、どういうことかということ。
両者の力が同じくらいだったら、中立というのはあり得るだろう、という。
片方が、圧倒的に弱者の場合、弱者である患者に医師はつくべきだという。
考えさせられた。
水俣病の慰霊式に、鳩山首相が出席していた。