2008年のNHK BS2の没後10周年の黒澤明の特集で、黒澤と共同で脚本を書いていた橋本忍の
ティーチインを見た。

かなり見ごたえがあったなぁ。
タイトルの「悪魔のように細心に!天使のように大胆に!」は黒澤の著書のタイトルにもなった言葉。
黒澤の好きな言葉だったようだ。

橋本は、黒澤のことを「悪魔だったねぇ~」って言ってた。べーっだ!
七人の侍の前に、黒澤と橋本は「侍の一日」というものと「日本剣豪列伝」というものの脚本を書こうとしていた。「侍の一日」は、もし完成していたら、すごく良い映画になったんじゃないかなって思った。
黒澤がとことんリアリズムに徹した時代劇を作りたかったらしい。
そしてある侍の一日を粛々と描いていきたいと思ったらしい。
それこそ着物を着るところやお城に行くところ、お昼ご飯を親友と食べて、午後にはある事件が
あり、切腹を余儀なくされてしまうところ。それから切腹に向けての仕儀が淡々と進む・・・・。
そんな映画を撮りたかったらしい。
最後に、西暦と年号のテロップなどを入れる予定だったようだ。

橋本の話を聞いていても、映像が浮かび上がる。。。
二本がぽしゃったその後、七人の侍ができあがるわけだ。
黒澤は、七人の侍の脚本を書くとき、人物の彫りをノート半分くらいやっていたらしい。
人物の彫りとは、登場人物の詳細を事前に考えておくことだ。

これを見たときに、この集中力と根気は、悪魔の仕業だって思ったんだって。
ここは悪魔の細心さが出ているんでしょうね。
天使の大胆さは製作の時、、、、何度も製作費を使いきってしまい、映画会社から
打ち切りを申し渡された後でも、黒澤は何も心配してなかったらしい。
ここが大胆だと思ったんだって。

「悪魔のように細心に!天使のように大胆に!」


今年は黒澤の生誕100周年だった。明日から黒澤のワークショップに行ってきます。ドキドキ




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