皆さん、こんにちは。
MSC講師の竹内広恵です。
先日、一年間に渡る、一家長野県Uターンを終え、オランダ、アムステルダムに戻ってきました。
オランダから日本に引っ越す前、
長男はオランダの一年生を終えるところで、日本では年中でした。
(オランダでは、4歳になった月から小学校に通い始めます。)
長男は、昔から、緊張しやすい方で、
自分の名前が言えなかったり、
遊戯会で大きな声を出せなかったり、
お友達が遊んでいる時も、私の手を繋いで眺めている子供でした。
こんなに神経質で大丈夫かな~と、幾度も不安になりました。
怖がらずにやってみたら良いのに、と
自分が「欠点」と見なしているところを、
つい、なんとかしたくなってしまったことありました。
『この子は怖がりなんです。』と、批判的なことを言ってしまいそうな時もありました。
でも、幸いなことにも、セルフ・コンパッションのお陰で、
親からの言葉が自己批判に育っていくことを学びました。
親が「ダメ」と評価しているのを聞くと、
知らず知らずのうちに、子供の中で、その言葉が内在化され、「ダメな自分」が生まれます。
本当は「問題ではなかったこと」も、「問題」に発展していくのです。
思い通りにならないことに直面している今こそ、
優しさのセルフ・コンパッションが必要とされている時です。
子供をなんとかしたいと思っていて苦しんでいる自分に対するセルフ・コンパッションを向けました。
①マインドフルネス
まずは、子どもをどうにかしたいとしていたことに気付きます。
そして、緊張しやすい気質は、本当にダメなものなのか、客観的に見ていきます。
人類が、今日まで生き延びてきたのは、様々なタイプがいたからなのでは?
怖がらずに何でも飛び込むタイプ、
慎重に物事を見極めてから行動するタイプ。
多様なタイプがいたから、種として生き延びてきた。
そして、現代でも、彼の気質が必要とされているところはあるのではないか。
それに、この「慎重さ、緊張しがち」は、彼のことを決定する不変な要素なのでしょうか?
それは、むしろ成長の過程の、一つのステージであり、これから変動するものでは、ないのだろうか?
こうすることで、長男=緊張しやすい=ダメという固定化から抜け出せます。
ただ単に、緊張しやすいということを要素として受け入れます。
②共通の人間性
誰もが、子育てで思い通りにならないことを経験するものだと、思いを馳せます。
子育てにおいて、苦しみは共通のものである。
こうすることで、ストレスが緩和されていきます。
③自分への優しさ
ストレスを感じている自分に、思いやりの言葉をかけました。
「どうにかしたいと思っているんだよね。子供の幸せを願っているからこそ。」
セルフ・コンパッションの3要素を使うとで、
余計なことを言わず、子供を否定することを避けられたのでした。
*セルフ・コンパッションの3要素に関する記事はこちらから。
セルフ・コンパッションとは | 優しい生き方 ~セルフ・コンパッション~ (ameblo.jp)
そして、そのうえで、セルフ・コンパッションを長男と共に実践することを試しました。
不安や恐怖といった、いわゆるネガティブな感情との付き合い方の練習です。
不安や恐怖は、生きていれば、誰でも感じるものです。
MSC8週間講座でも学ぶ対処方法の一つ、「感情にラベルを付ける」という方法を練習しました。
これなら、2歳、3歳の子供でも伝わりやすいですし、
なんと言っても簡単で、効果抜群なのです。
『怖いんだね。緊張するよね』と言う、これだけです。
この際重要なのが、否定せず、過大評価も過小評価もせず、
事実をありのままに、寄り添うようなイメージで、言語化することです。
これを繰り返し、繰り返し練習しました。
そして、1年経ち、2年経ち、
長男の、緊張しやすい性格は、変わりませんでした。
長男が5歳の時、日本に引っ越すことになりました。
国境を跨いての転校大丈夫なのか、慣れるまで時間がかかるだろうなと不安でした。
しばらくは、大変だろうと、覚悟を決めていました。
けれども、長男は、
初日から、一人で幼稚園バスに乗って行くと言い、
本当に一人で行ったのでした。
そして、日本語もあまりできなかったけど、毎日通いました。
(11か月のうち、1日だけ風邪で休みました)
*その間に起こったことについてはこちらの記事から
セルフ・コンパッションは弱さなのでは!?~強さのセルフ・コンパッションを子育で使ってみた~ | 優しい生き方 ~セルフ・コンパッション~ (ameblo.jp)
そして、一年経って、今年の夏にアムステルダムに戻って来た時にも、
また、普通にアムステルダムの学校に通い始めたのでした。
何事も変わっていないかのように。
学校が変わる際、長男は、あきらかに、緊張しています。
誰が見ても一目瞭然です。
けれども、「怖い」という感情の扱い方を練習してきた長男は、
「怖い」という感情がブレーキにならなくなったのです。
自分の行動が、感情によって抑制されなくなった結果、
好奇心旺盛であるという別の気質、価値観が、表に現れてきました。
そして、それを原動力に新しいことにチャレンジし、
日本でもオランダでもイキイキと探検していたのでした。
不安や恐怖といった感情と付き合うことができると、
その感情の下に隠れている、自分にとって大切なことに、アクセスすることができます。
例えば、長男の場合は、好奇心でした。
そして、不安や恐怖を動機にして行動するのではなく、
自分の価値観に沿って行動すると、楽しくて、内側から満たされて、
もっともっと行動したくなります。
その結果、真の意味で、自分らしく生きることができます。
反対に、不安や恐れを抱くことを「ダメ」だと捉えると、
ダメなものを感じている自分はダメ人間だと、
自己批判でがんじがらめになり、その場から動けなくなってしまいます。
そして、残念ながら、自己批判はメンタルヘルス上、非常に良くないことが研究でも分かっています。
例えば、不安障害、うつ、不眠、パニック発作、、、、
不安や恐れといった感情は、人間であれば誰もが持ちうる感情です。
つまり、怖くなくなったら、不安がなくなったら、という日は来ないのです。
それをダメだと捉えている限り、自己批判に終わりが来ることはありません。
そして、自己批判を繰り返している限り、挑戦することは無理でしょう。
大切なのは、ネガティブな感情との付き合い方を学び、
自己批判ではない励まし方を身に着けること。
そして、それを学べるのが、MSC8週間講座です。
科学的根拠、知識の習得だけでなく、
2年に渡る講師養成を終えた後も、
学びを続け、日常生活で使い続けている私と一緒に、
学んでみませんか。
本当に人生で使えるようにしていきましょう。
不安や恐怖、自己批判から解放され、
自分の価値観に沿って、自分軸で生きれるとしたら、、、、
研究に基づく心理教育プログラム、MSC講座情報はこちらから。
世界で20万人以上に受講され、結果が示されています。
Kind ways - 講座・イベント情報 (selfcompassionwithhiroe.com)
是非一緒に学んでみませんか?
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