植物を育てるのが苦手な我が家、、、
この春は、長男の強い希望があり、苺にチャレンジしていました。
が、実は育たないし、
まだ赤くなっていないのに、腐り始めたり。
やっとできたものは鳥に食べられ、、、
ついには枯れ始めていました。。。
たまたまその時読んでいた「ストロベリーライフ」という小説で、
農家の大変さを学んでいたところだったので、
農業は楽ではないぞ、
あのキレイで大粒の苺は、きっとスーパーにしか並ばないものだと、
思い始めていました。
そんな時、子供たちが良く遊びに行かせてもらっているご近所さんの庭先に、
苺が、しかも立派な苺が、プランターに育っているのを発見しました!!!
ひぇ~!!!!(驚愕)
早速我が家の苺を見てもらうことに。
枯れているものを切り、手入れしてくださっている姿を眺め、、、
私「葉っぱも切った方が良いですか?」
お隣さん「・・・・いえ、ダメです。光合成をするので。」
そりゃ、そうだ、、、、、(恥)
中学校(小学校?)で習ったではないか!!!!
我が家は、苺の花を、日光が良く当たる砂利がある場所に置いていたのですが、
砂利やコンクリートの場所は暑くなって植物が焼かれるので、
場所を変えるorプランターの下に何かを置くことを助言頂きました。
葉っぱが、水と日光を元に、光合成をして栄養を作ることも、
アスファルトや石は日光が当たると熱くなることも、
植物が焼かれると枯れることも、
全部知っていたことでした。
でも、どの知識も使えていなかったのです。
だから、苺も、今まで育てた植物も、次々と枯れていったのです。
その時、脳内をよぎった「知識メタボ」という言葉、、、。
知識メタボとは、
本来食べ物は身体の栄養になるが、摂取しすぎると反って肥満を招き、
身体が重すぎて身動きできなくなってしまうことになぞり、
知識も役に立つものではあるが、学べば学ぶほど知らないことがある事に気付き、
気付けば知識の習得ばかりしていて反って行動できなくなる、身動きできなる現象をいいます。
私が、自ずから、ツイッターや講座で良く言っているその言葉が、ぐさりと胸に刺さりました。
これぞ、知識メタボ。
知識だけ蓄えて、全然使わないから、まったく役に立っていない。
ショックを受けている私に、お隣さんがとても優しい言葉をかけてくれました。
「これも経験ですよ~。やっていくうちに、だんだんできるようになってきますから。」
マインドフルネスやセルフ・コンパッションに限らず、
知識は、身体を動かして実際に使って、
試行錯誤しながら、練習し、経験を積んでいくから、生きてくる。
植物には詳しくないし、農家じゃないし、
もっと勉強しないとできないのでは、なんて思っていたけど、
今既に持っている知識を、実際に使えば、できるかも。
むしろやってみたい、、、。と思いました。
何かに挑戦する際、「まだまだ知らないことが多いから」と、躊躇したり、
挑戦することに対して不安を感じたりすることが多々あります。
人間は不完全な存在なので、
常に更新され続けている知識を完璧にマスターすることは、まず無理です。
むしろ、学べば学ぶほど、知らないことが多いことを知ります。
また、新しいことを始める際に、不安や緊張を感じることは、とても自然なことです。
そうした不完全さや新しいことに対する不安を、「知識」で覆い隠すのではなく、
うまく付き合い、自分の味方にしていくことが必要です。
その助けになるのが、セルフ・コンパッションです。
誰しも不完全であることを受け入れ、ありのままの自分でチャレンジすること。
不安や恐れといった感情と良い関係を保ちながら、奥にある本当の声、願いに耳を傾けること。
そうすることで、一歩ずつ前に進むことができます。
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