自己批判は、なかなか手強いです。

 

なので、私はMSC講座のなかでは、自己批判を辞めようとするのではなく、

人間の脳、本能を仕組みを理解したうえで、思いやりの声に置き換えていくことを強調します。

 

辞めよう辞めようとすると、なかなか辞められないのが、人間です。

 

自己批判をしてしまうのが、反射的に作動してしまう本能に基づく行動だから、という理由のほかに、

自己批判が、他者の声が内在化されたものである時があります。

それは、さらに、厄介です。

特に幼少期に、養育者や先生や、社会一般に刷り込まれた考え方は、骨の髄まで染み込み、なかなかしぶといです。

その声を信じ、与えられた役割を知らないうちに演じてしまい、身に沁みついてしまったのです。

気付いていないものも多いです。

 

そして、それが、また「恥」などの厄介な感情と複雑に絡み合い、さらに、厄介になっていきます。

 

内在化した自己批判の声について考えていた時に、ふと頭によぎった映画「マザー」。2年前とかに観たのかな。

MOTHER マザー:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画

まさに、これだよ、これ。この映画の最後のシーンは、とても悲しかった。。。。

でも、これなんだよね。本当に。

 

自己批判の声と向き合う際には、優しさのセルフ・コンパッションと、強さのセルフ・コンパッション両方が必要とされます。

自己批判の声によって傷ついてきた自分を癒す優しさと、現状から抜け出すための力強さ。

そして、意外にも、「脅威」から逃げず、向き合う力をくれるのが、「優しさ」だったりするのです。

 

最近強さのセルフ・コンパッションを学ぶ読書会を始め、

【無料オンライン読書会】クリスティン・ネフ博士の新著「自分を解き放つセルフ・コンパッション」を読む | Peatix

強さをもっと身に着けて行こうなんて思っていたんですが、

優しさのセルフ・コンパッションが意外にも足りなかったかも、なんて思い始めています。

 

MSC8週間講座では、恥や怒りについても見ていくので、深く向き合いたい場合には、8週間講座がおススメです。

2月から6週間短期コースと、8週間講座両方を開催します。

詳細は、こちらから。

Kind ways (selfcompassionwithhiroe.com)