昨日の夜、それは起こりました。
長男がお風呂に入っている間に、次男(2歳)が、長男(5歳)が幼稚園で作った「車」を壊しました。
ティッシュケースやトイレットペーパーの芯をセロハンテープでくっつけて作った「車」。
どうやって長男に伝えよう、と思いながら、とりあえず事実を伝えました。
壊された車をみて、とても悲しそうに雄たけびを一回あげた長男。
私は「あ~、また喧嘩が始まるよ~(涙)」と心の中でストレスを感じ始めていました。
そのことに気づきながら、長男の悲しみにも寄り添いました。
「車を壊されて悲しいね。」(マインドフルネス)
長男は、悲しそうにしつつも、
悲しんでいることを認めてもらえたからか、
怒りに任せて行動することなく、好奇心を持って
「車を壊された事」に、向き合い始めたのでした。(人間の共通性、想像力)
長男「なんで、次男は壊しちゃったんだろう?」
私「なんでだろうね?」
長男「遊びたかったのかな?」
私「遊びたかったのかもしれないね。」
長男「まだ上手に遊べなくて壊しちゃったのかな?」
私「そうかもしれないね」
長男「良し、直そう!どうやって直せるかな?」と、
怒りにおどされることなく、
自分の為に必要な行動をとり始めたのでした。(自分への優しさ、苦しみを取り除く為の行動)
長男が作った車を元の状態に戻せずアタフタしていた私ですが、
長男は、「もともとはこうではなかったけど、これで良い」と、
変わってしまったことを受け入れ、許したのでした。
セルフ・コンパッション、こうやって使うんだよね~。
怒りや悲しみといった感情を無視せず、寄り添うことで、
怒りや悲しみに主導権を握られることを防げます。
そして、それは、自分自身に必要なことを与えること、真に必要な行動をとることを可能にします。
子育てをしていると、癇癪や喧嘩や、反抗期等色々ありますが、苦しみの瞬間が多いからこそ、
学びもとっても多く、有難い経験をさせてもらっているな~と、思います。
子どもたちが自分自身を大切にできるよう、そのロールモデルになれるよう、
私もセルフ・コンパッションを練習していきます。
毎回毎回うまくはいきませんが、失敗した時も練習の機会。
<セルフ・コンパッションの定義はこちら。>
セルフコンパッションとは | 優しい生き方 ~セルフ・コンパッション~ (ameblo.jp)