私は、ヴィッパサナー瞑想を行っています。

 

私が行っている流派は、呼吸によって生じるお腹の動きにアンカーを置きながらも、

瞬間瞬間に生じる感覚、思考を対象物として観察し、ラベルを付けていきます。

 

アムステルダムに住んでいた時は、週末リトリートに良く行っていました。

怒りばかりが湧いてきて、一日中怒りと向き合った時もありましたし、

疲れが溜まっていて、一日中身体の疲れ・不快感と向き合った時もありました。

とても心地よくて、ただただ静かな暖かな時間を過ごした時もありました。

 

今日は、私が感じている、ヴィパッサナー瞑想の良いところを三点書きます。

1. 程よい集中力が養われる

ヴィッパサナー瞑想では、全身全霊集中して瞑想することを行いません。エネルギーを消費しすぎてしまうからです。それでは、長い間瞑想できないですし、日常生活でも何事も全身全霊のエネルギーを使っていたら身体が持ちません。つい、頑張りすぎてしまう現代だからこそ、程よく集中力を使うことを練習することが役に立ちます。

 

2.どんな環境でも瞑想ができる

アンカーはあるものの、全てが観察の対象物になる為、雑音が多いところでも瞑想ができます。それ自体が対象物になるからです。非常におもしろいのが、ヴィッパサナー瞑想を続けていると、今まで気になっていた雑音や雑念等いわゆる「邪魔物」が気にならなくなります。外や内部からの刺激に邪魔されなくなるため、心も落ち着くうえ、どんな環境でも集中できるようになり、日常生活でも非常に役に立ちます。

 

 

3.自動操縦モードを緩和できる

私たちの脳が自動的に行ってしまう思考、身体がとってしまう行動が生じるメカニズムに対する理解が深まり、咄嗟に行ってしまう行動・思考を防ぎ、真に為になる行動を選択できるようになります。あらゆるものを観察する為、自分の癖や思考、行動に対する理解が深まります。

 

 

ヴィパッサナー瞑想は、瞑想合宿に行って集中的に学ぶことで、身についていくので、なかなか気軽にできないのが難点ですが。

オンラインで受けられる講義もあるかも。

 

そろそろリトリートに行きたい。。。

 

 

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