今日は、 Jonathan Prescottのトークを聞く機会がありました。
Jonathan Prescottは、ティック・ナット・ハンに長い間師事し、
死が近づいている方のサポート等を様々な活躍をしている方です。
トピックは、Care giving
他人をケアする際にいかにバーンアウトにならず相手と良い関係を保つかでした。
職業上でも、プライベートでも、他人をケアすることは難しいです。
特に、相手(その相手が近い関係であればあるほど)を一生懸命にケアしたばかりに、
イライラしたり怒りが湧いたりすることがあります。
学びは多かったのですが、特に、ハッとさせられたのは、
「イライラするのは、こんなに自分が面倒を看てあげているのだから、
相手は自分の指示通りに、行動をするべきだという期待が頭のどこかにあるから。
相手が自分の思い通りに行動しない時に、自分が攻撃された感覚がある」
という一言。
なるほど~。。。ここでも自分が攻撃された感覚が出てくるのか、、、
MSCでは、自己に襲い掛かってくる脅威への対処方法を学びます。
それは、コンパッションを持ちいた、闘わない方法です。
外的脅威がほとんどない現代社会においても、
自己に対する脅威が、いかに多いか、
そして、それに気づかないことがいかに多いのかと痛感します。
しかも、その脅威のほとんどが、自己のアイデンティティに対するものなのです、、、
これは、なかなか辛いです。
そして、このトークのすぐ後に、パートナーと子育てで意見が合わないことがあり、
イライラ・怒りを感じていました。
しかし、この怒りは「自分」が攻撃されたと思ったからなのでは?と考えてみると、
パートナーは、自分を攻撃する意思はないだろうな、とすぐに思え、
驚くほど自然に、イライラも怒りも消えました。
それは本当に脅威なのか?闘うべき脅威なのか?と気づきを向けてみるだけでも、
消えてしまう怒りは、意外に多いのかもしれない、と思った夜でした。
この「立ち止まって、気付きを向ける」のが難しいですが、
コツコツとマインドフルネスを練習していきたいと思います。