私は長い間「怒り」の感情に苦しまされてきました。

それについてはここで少し書いています。

怒りとフィアースセルフコンパッション | 優しい生き方 (ameblo.jp)

 

最近私を悩ましていたのは、一歳の次男の怒りでした。

 

次男は、生まれた時から泣き方が激しく、

一カ月検診で、同じ月例の赤ちゃんの穏やかな泣き方を聞いて、

「赤ちゃんって、こんな静かな泣き方なの?」と、衝撃を覚えたのを今でも覚えています。

 

そして、それは月齢を重ねるごとに激しさを増し、

何か気にくわないことがあると、怒りまくって1時間でも平気で泣くし、(何をしても泣き止まない。。。)

おもちゃに対して怒ったときには持っているおもちゃに嚙みついて、ものすごい勢いでそのおもちゃを投げます。

 

私は絶句です。。。。本当にこの顔です→( ゚д゚)

医者に行かなければいけないのでは、と思い始めてました。。。

 

育児をされた方なら分かっていただけると思うのですが、

子供の泣き声は、すごいストレスです。

 

動物の進化の過程で、子孫として生き残る為に、

養育者の脳に「ストレス、危険」として知らせてくれますが、

正直もう耐えられない、、、と思うことがしばしばあります。

 

次男が怒りそうになっているのを見ると、恐怖にかられ、

こちらが先に泣き出したくなる時も多々あります。

 

 

昨晩は私が受講しているMSC8カ月半講座、CDPがあり

そこで怒りについてもう一度学びました。

 

趣旨としては、「怒りは持っても良い感情である」というものでした。

 

そして、ふと思いました。

私が怒っていいんなら、息子も怒って良いに決まっているじゃん!!!

 

むしろ、私が怒りに長年苦しまされてきたのは、怒ってはいけないと学んだからで、

これは、次男の怒りの感情に寄り添い、怒りを表現させてあげること、

そしてセルフ・コンパッションを一緒に練習できる絶好の機会である、と。

 

怒り狂って泣いている息子を見るのは、とってもストレスだけれども、

それに対してストレスを感じるのは、当然なことであり、

ストレスな瞬間だからこそ、私自身もセルフ・コンパッションを実践する機会である、と。

 

 

好きなだけ怒らせてあげよう!と思いました。

 

 

そして、今朝、またしても息子が怒りだしそう、、、

今までの私だったら、とにかく次男が怒るという状況が嫌で、抵抗し、

反ってストレスレベルがどんどん上がっていましたが、

 

「息子が怒っている状況」に対する抵抗を手放し、ありのまま受け止めた結果、

それは、苦しみではなく、コンパッションの瞬間、温かい時間へと、変容しました。

 

毎回毎回こうは行かないかもしれませんが、

トライ&エラーを繰り返しながら、怒りに向き合っていきたいと思います。

 

 

セルフ・コンパッションは育児にも、いや、育児にこそ役立つと思った夜でした。