何かうまくいかなかったとき、私たちは自分を責めがちです。

 

大切な友人には絶対言わないような言葉を自分に向け、いじめ、

暴飲暴食、あるいは他の方法(アディクション)に走り、一瞬良い気分になる。

でも自分の行為に絶望し、またしても自分を責める。

 

そして、冷静になり、もう暴飲暴食はしない、完璧な自分になると誓う。

 

が、またストレスが溜まり、何か起こり、自己嫌悪に陥り、自分をいじめ、

暴飲暴食、、、、と負のサイクル。

 

完璧主義、セルフヘイト、アディクションの負のサイクル。

度の大きさは異なるが、経験したことがある人は多いんじゃないんでしょうか。

 

自己批判をやめるのって難しいですよね。

間違ったことをしたんだから、そもそも自分を罰するべきだと思っている人も多いと思います。

自己批判にも確かに、プラスの効用はあります。私たちを守ってくれている時があります。

(良ければ、なんで自己批判をしているのか、プラスの効用はあるのか考えてみてください。)

 

でも、自分をいじめて、良い気分になることはないと思います。

自分をいじめることで、前に進むことが阻まれていることもあります。

 

自分をいじめる以外に、起こったことに対し、責任を取る方法があります。

 

それは、自分に優しくすることです。

 

そもそも、完璧な人間はいません。

どんなに完璧になりたくても、人間なので、間違うこともあるし、人を自分を傷つけることもあります。

不完全な自分、そして完璧でありたい自分を受け入れ、優しく寄り添うことで、責任ある行動がとれるようになります。

自分を責めていた時より、もっと勇気のいる行動を迫られるかもしれません。

自分の不完全さを受け入れることは、ありのままの自分で人生に向き合うことです。

 

それは、勇気のいる行動である一方、自分の幸せを見つける第一歩です。

 

 

 

参考文献

Kristin Neff & Christopher Germer 2018

Cheri Huber 1993