舞台がおわって3日。
今回の役どころは、誘拐殺人犯。
今までに自分が演じた冷酷な殺人犯役とは違う方向性を模索。
反社だが、所謂スーツ🕴にサングラス🕶では演りたくない、と考え、本読みからこの衣裳で臨んだ。
3日を経て、漸く役が抜けて来た。
こういう役につき物なのは、まず不眠。2時間眠れても悪夢しか見ない。
僕個人としては、テロリストの心境で役作りをした。
そこまでは、まあ、よかったのだが、
稽古中盤に、脚を負傷。
大腿部筋肉部分断裂…
1月13日、市原悦子の命日だった。
何か、伝えたい事があるのか…、
と、あれこれ思い煩い、
19日は親父の命日で、
ま、ドクターストップを俳優アドレナリンで乗り切りはしたが…
日常生活にさえ支障をきたすのは、困りものだった。
共演者やスタッフに迷惑を掛けて、大変申し訳ない事をしたし、その負い目を感じながら演技をするのは、もう二度としないようにしなくては!
僕は、基本的に憎しみを持つ役どころの相手役とは距離を置くのだが、今回は負い目もあり、距離を置き続けていた、田中由美子さんと千秋楽終演後の打ち上げで一枚。
「一緒にお写真宜しいですか…」
と、漸くフランクに話しかけての貴重な一枚。