今回はHFTに関する本を紹介します。
↑主にレイテンシー裁定のお話です。
レイテンシー裁定とは、情報の処理や伝達速度の違いなどにより市場間で取引情報などの情報到達時刻に違いがある場合、早く到達した情報をを利用し、遅く到達する情報に先んじて自己に有利な取引をする戦略である。「アルゴリズム取引の正体」232ページより引用
大口がどのように注文を出しているかを説明している部分もあり、役に立ちました。
↑第二次世界大戦の終わりに株の平均保有期間は四年だった。2000年までに保有期間は平均8カ月になり、2008年には2カ月になった。ある教授の概算によると、2011年までにその数字は少なくとも「22秒」になり、ある著名な高頻度取引会社の創業者はあるとき、自社の株の平均保有期間はわずか「11秒」だと断言した。
「ウォール街のアルゴリズム戦争」79ページより引用
電子商取引が始まってから、現在の状態に至るまでの歴史がよくわかる本です。
↑見せ板のアルゴリズムを用いて、フラッシュクラッシュを起こした男について書かれたノンフィクションノベルです。どういったアルゴリズムが使われていたのか、かなり詳しく書かれていて勉強になりました。
↑上の3冊の本に出てくる用語が詳しく書かれています。本当に興味のある人以外には面白くない本ですが、マーケットインパクト、スプレッドとデプス、アイスバーグ、レイヤリング、スプーフィング、モメンタムイグニッションなど他の投資本には書かれていないことが載っているのでおすすめです。
↑ダウ平均株価日足。2010年5月6日に起きたフラッシュクラッシュは年間の変動幅の半分を一日で達成するという恐ろしいことが起きた。HFTも原因の一つとされている。
次回は四月中に更新予定です。
