栃木の、シーンを選ばず使える個性的革財布
カインドレザーズです。
引き続き、2つ折り財布を作って行きましょう。
カードケースが仕上ったので、札入れパーツに接着します。
接着面の両面にエルボンドを塗ります。
まじめなポイント
少し、接着剤についてお話ししましょう。
接着剤には大きく分けて2つのタイプがあります。
①接着剤自体が固まるもの。(エルボンド、ゴムのり、アロンアルファ)
②接着剤が貼付ける物を溶かしてしまうもの。(プラモデル用、アクリル用)
革の場合は、①の接着剤自体が固まる物を使います。
つまり、接着面の表面積が大きい方が接着しやすいのです。
革のギン面(表側)を荒らしておく理由はコレ👆のためです。
スムースな面は接着剤が入りにくいです。
そのため、毛羽をたたせるなどして、接着剤が入る隙間を作ってあげます。
そして、両面に塗る理由は、接着剤自体が固まるためです。
片側だけですと、エルボンドなど乾燥させて接着させる物では、片面しか入りません。
なので、両面に接着剤を塗ることでしっかり接着出来るのです。
*これはコバ磨きにも影響するので、重要なポイントと覚えておくべきでしょう。
さて、制作に戻ります。
L字型に縫いました。
続いて小銭入れです。
一体整形のパーツにしました。
縫い穴は全て開けてしまいます。
このようにマチに折り目をつけます。
ベースに縫い付けて
下部を折り上げて、縫い穴を整えます。
片方ずつ丁寧に縫いましょう。
もう片方も縫い上げて、コバを磨いて完成です。
ベースに貼り合わせて
この部分のみ縫い上げました。
|
エルボンドの使い方の注意点は文章中に。