新生AOLの大胆なビジョン―
印刷メディアから人材を引きぬいてコンテンツ帝国建設へ
(2009/6/4、TechCrunch Japan)
しかし一部の情報源によると、印刷メディアの世界が
凋落するのと逆に、AOLを強力なオンライン・メディアハウス
に育てようとする計画が進行中だという。
記事によれば、AOLは近くTime Warnerグループから独立し、
オンラインメディアブランドを築こうとしている計画があるそうだ。
その計画とは、一体どういうものだろうか。
AOLの計画は、ビジネス化が見込めるあらゆるニッチで
独自にあるいは買収でメディアブランドを立ち上げよう
というものだ。
つまり雑誌売り場に何かのテーマについて雑誌が
出ているなら、AOLはそのオンライン版をブログなり
ウェブサイトなりとして作ろうと考えているらしい。
オンラインメディアやコンテンツという業界でいえば、
ライバルはYahooになるといえるだろう。
AOLにはそれを可能にする資産(キャッシュ)がある。
ダイアルアップ事業は依然として
年間$1B(10億ドル)の売上がある。
この市場は急速に縮小しているが、
あと1年半から2年間は多額のキャッシュを生んでくれるだろう。
現在、紙媒体のメディアは苦しい経営を強いられている。
広告売り上げが減少し、高コスト体質から
抜け出せないでいるからだ。
そうした中で、雑誌が休刊したり、
人材がリストラされることもあるようだ。
紙媒体メディアには人が余ってしまっているのだ。
そこで、AOLは、ダイアルアップ事業がキャッシュを
生んでくれる間に、そうした紙媒体のメディアから
人材を引き抜き、ブランドを買収することが
できれば、他のライバルが手を出せないくらいの
メディアブランドができるのではないだろうか。
今後は、オンラインでの良質のコンテンツが
さらなる価値を生むことが予想でき、
AOLのオンラインメディアブランド計画は
実に興味深い。