KindleのiPhoneアプリはハードウェアとしてのKindleの消滅を予告?
(2009/5/12、TechCrunch Japan)
AmazonがKindle 2の市場投入の直後にiPhoneアプリケーション
としてのKindleをリリースしたのは、見事だ。
Kindleは単なる特定のデバイスではない、プラットホームだ、
とこの動きは宣言している。
しかも(iPhoneユーザにKindleデバイスを買わせずに)、
顧客の便宜を第一に考えているところが偉い。
Kindleがもたらしたのは、デジタル書籍という分野を
飛躍的に成長させたということだろう。
Amazonはおそらくこう考えていたのではないだろうか?
将来的には、デジタル書籍で
Amazonのほとんどの収益を上げたい。
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それには、デジタル書籍市場を広げ、
一般のお客様にデジタル書籍を
身近なものにしなければならない。
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デジタル書籍を身近なものにするためには、
デジタル書籍を見るのに最適のデバイスがない
といけない。
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Kindleを作り、市場に投入
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Kindleのヒット!
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デジタル書籍市場の成長
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iPhoneの登場で、Kindleの優位性やメリットがなくなる。
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iPhoneアプリケーションとしてのKindleをリリース
↓
将来のデジタル書籍市場のさらなる成長に期待。
この流れからすると、教科書をターゲットにしたKindle DX以外は、
Kindleは市場からなくなる可能性が高くなりそうだ。
iPhoneのようなモバイル・ケータイにKindleアプリが入り込む形に
なっていくだろう。
AmazonはKindleアプリを通じて、
デジタル書籍が売れるようにするだけだ。
しかし、今後問題となってきそうなのは、
この元記事にもあるとおり、iPhoneの場合、
Appleがマージンを30%とる点である。
おそらくAmazonはそれに我慢が出来ないであろうから、
AppleとAmazonによるマージンの交渉を行う時期が来るだろう。