いまひとつスッキリしない空模様。午後に一時雨、か。・・・まてよ、雨のあとに日が差せば、虹が出るかもしれないじゃないか!机の上に地図を広げる。太陽を背にして虹がでる風景をイメージすると・・・ここだ!塩谷丸山(629m)だ!
朝9時30分、旧国道5号線を積丹方面へ。JR塩谷駅にバイクを止め山頂を目指す。登山ポストから先は、登りっぱなしの1時間。ただひたすらに足を前へ。
正直キツイ!でも450m台地に着き(まだ450mか!)反射板を越すと、山頂の岩塔が見えた。しかし溶け出した雪渓で登山道は泥道だ。長ぐつの方が良かったかしらん。
山頂からの眺めは素晴らしいの一言につきる。2012年に地元の山岳会によって設置された方位板(?正式名称、誰か教えて!)を見れば、360度ぐるりと山座同定ができる(写真)

 

そうか、余別岳の向こうに日が沈むのか。
羊蹄山方面も町の明かりはなさそうなので、月のない夜にもう一度来よう。岩頭に野宿。すばらしい朝をむかえられると思う。ま、「熊出没」って書いてあるけど、ね。
ふと動くものの気配を感じ足もとを見る。おお、カナヘビ2匹が争っている。
原因は何だ?金か、縄張りか?それとも女か?しかしすごい顔してるな。まるで恐竜同士の戦いみたい。アップで撮っておこうっと(写真)

 


汗でぬれた服を枝に干し、パンツ一丁になって展望所へ。「明治14年」と刻まれた祠(ほこら)と船の錨がまつられていた(写真)

 

そのむこうに広がる忍路、余市・・・入り組んだ海岸線が美しい。
たまに陽がさすが、雨上がりの虹は期待できそうにない。帰るとするか。眼下には大自然を切り裂く高速道路の工事だ(前回、クマゲラの声を聞かなくなった、と書いたアレだ)おお、やじろべえ式の工事で、橋がつながっているじゃないか。標高600mから見た、出来たばかりの橋を写しておく。(写真)