こんばんは
以前に買った
「明治時代の人生相談」を開いて読んでいました。
やっぱり
面白い(^_^;)~
題「押し掛け老人の始末」~
問い(営業上、二三回取引せし老父、
先般妻と倅に死別したとのことにて、
私方へ
突然まいり、近所に座敷借りをするから探すあいだ、二三日 宿泊さしてくれとのことでした。
私方は手狭ですけれども 七十一歳にもなる老人のこととて
気の毒に存じ、望み通りにいたせしに、
そのまま一か月ばかり私宅にいるのです。
ところが五、六日以前、私の不在中、味醂を多量に飲み、
その上にトロロ汁飯を大どんぶりで三杯も食べ
そして入浴したとのことです。
しかるに急に身体に異変を生じましたので、
医師の診察を受けさせますと中風だとのことです。
しかるに発病後心荒くなり、夜中突然「人殺し人殺し」と叫んだり
「早く殺せ」とか飯をもってこいなど大声を発しますので近所の手前もあり、また
そのために下女も暇をくれと申し出ますし長女のごときは
これを気にしてついに病気になりました。
それに妻も病身のこととてひとしお困難しておりますので、区役所に伺いましたら「養育院にでもやるサ」とのことでした。
いかがしたらよいでせう。
なおこの老人には身寄りの者はないらしいです)~以上
ひょえ~\(≧▽≦)丿~なんて親切な人でしょう!知らん高齢者を一か月も泊めてあげてはる~
答えはこう書いてあります~
答え(せっかくのご親切も無になり、かつご家族にまで影響したことはまことにお気の毒に存じます。
この老人は扶養者もないものであれば養育院においれなされた方が
両方の都合と存じます。この老人は東京在住の者ならば窮民として収容していただくことができます。
さもなければ行路病者として取り扱はれるでせう。
警察署に出頭し係官の手数をわずらわしなさい。きっと適当な方法をつけて下さるでせうから。)~以上(^_^;)~
昔の人は人情に厚く、他人でもめんどうを見てあげてはったんでしょうか?
今の日本には考えられないですね~
他の男性からの質問で
横になっていたら
女性にまたがれて~
許されへんから復讐したいとか(^_^;)~
男尊女卑?ですかね~
あと
19歳の女性の悩み~2、3人の男性からラブレターを貰ったけど~返事をくれと恐ろしいことを書いたのもある~警察に保護して貰えるように行った方が良いですか?との問いに~
答え~「よくお尋ねになりました。かかる誘惑には生命にかけても打ち勝たるるこそ真の女の道…」\(≧▽≦)丿~
もっと色々面白いです~
時代が流れて~
人の考えも変わる~
誰かの意思で
世の中の考え方も変わるんでしょうか?
